科目コード 2012101
科目名
(英語名)
電気電子工学実験
(Laboratory on Electrical Enginieering and Electronics)
対象学科 知能電子システム科
開講時期 1年 前期
担当教員 船場忠幸
単位数 4単位
開講形態 実験
授業概要 【目的】
回路素子特性の測定や電気電子回路の特性測定などの実験を通して、電子技術を修得する上で欠かせない電気・電子理論の確認を行うとともに、基本測定器の使用方法と電気・電子パラメータの測定方法を修得する。
【到達目標】
  1. 電流・電圧・抵抗・電力などの基本的な測定ができる
  2. 基本電子計測器の基本操作ができる
  3. 実験に必要な電気・電子回路が配線できる
  4. 実験結果をまとめて報告書を作成できる
【科目の位置付け】
電気電子分野の基礎的な実験方法やデータのまとめ方を学ぶものであり、教育の重点事項①、②、③、知能電子ステム科教育目標①、③、④に対応する科目である。
授業計画 【授業の方法】
配付資料に従って実験回路の製作を行い、電子計測器を操作して測定を行う。また、測定した結果を処理し、実験レポートを作成する。
【日程】
  • 第 1 回 オリエンテーション/実験レポートのまとめ方
  • 第 2 回 電気電子計測器操作法
  • 第 3 回 オームの法則
  • 第 4 回 キルヒホッフの法則
  • 第 5 回 重ね合わせの理
  • 第 6 回 交流の基礎
  • 第 7 回 キャパシタの基礎
  • 第 8 回 電気回路素子の周波数特性
  • 第 9 回 共振回路
  • 第 10 回 ブリッジ回路
  • 第 11 回 ダイオードの性質
  • 第 12 回 整流回路
  • 第 13 回 トランジスタ増幅回路
  • 第 14 回 オペアンプ増幅回路
  • 第 15 回 波形ひずみの測定
  • 第 16 回 電気電子工学実験まとめ
成績の評価 【基準】
電気電子分野の実験を行って報告書を作成するために必要な知識とスキルを、下記の観点から評価する。
1. 電気電子分野の基本測定法を理解するとともに、実験用の回路配線・機材配置と電子計測器の基本操作が行えること
2. 適切な条件で実験を行い、実験で得たデータを適切に処理し、レポートとしてまとめることが出来ること
【方法】
総ての実験を行い、それぞれの実験課題に対応するレポートを総て提出し、提出されたレポート全部を合わせて100点満点で評価し、60点以上を合格とする。
教科書・参考図書 教科書:自作プリント配付
参考書:
その他 【履修にあたり】
1. 実験内容について、配付資料を良く読んで、不明な点は整理し質問等を行って明確にしてから実験を開始すること。
2. 実験開始前の補足説明を聞いて実験方法に対する理解を深め、実験操作や手順を間違わないようにすること。
3. 実験中は、安全に配慮しながら慎重に実験を行い、データの取り忘れをしないようにすること。
4. 実験終了後は、速やかにデータ処理とまとめを行い、提出期限までにレポートの提出を行なうこと。
【この授業・実習に必要な機材】
関数電卓、方眼紙、定規