科目コード |
2021107 |
科目名 (英語名) |
複合回路技術 II (mixed circuit technology II)
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対象学科 |
知能電子システム科 |
開講時期 |
2年 前期 |
担当教員 |
佐藤司 |
単位数 |
2単位 |
開講形態 |
講義 |
授業概要 |
【目的】
安定したディジタル回路の土台ではアナログ的なものの捉え方が必須である。この講義ではディジタル回路の動作を支えるアナログ信号処理について学習する。
【到達目標】
- 電子回路用図記号を説明できる。
- 電子回路設計の流れを説明できる。
- アナログ信号とディジタル信号の特性について説明できる。
- 主な電子部品の働きと用途について説明できる。
【科目の位置付け】
ディジタル回路に隠れたアナログ的なものの考え方について学ぶものであり、本校教育、育成の重点目標①、育成する人材像と教育の重点項目①、知能電子システム科教育目標①、③に対応する科目である。
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授業計画 |
【授業の方法】
スライド、板書による講義を行う。
【日程】
- 第1回 電源について
- 第2回 一般的な電源(電池,三端子レギュレータ,スイッチングレギュレータ)
- 第3回 増幅回路とフィルタ(トランジスタによる電流増幅・パッシブフィルタ)
- 第4回 パッシブフィルタとアクティブフィルタ
- 第5回 オペアンプの増幅回路としての使用方法
- 第6回 オペアンプの演算回路としての使用方法
- 第7回 ダイオードの利用方法(保護回路として)
- 第8回 D/A変換とA/D変換の原理と利用方法
- 第9回 アナログ-デジタル複合技術
- 第10回 センサーとの接続、各種信号の切替回路
- 第11回 電磁波と高周波下における回路状況
- 第12回 制御装置の選択方法
- 第13回 モータ制御(直流モータ,ステッピングモータ,三相交流モータ)
- 第14回 プリント基板の劣化,破壊について
- 第15回 安定動作の実現方法
- 第16回 まとめと試験
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成績の評価 |
【基準】
安定したディジタル回路の支えとなっているアナログ的なものの捉え方をどれだけ理解しているかを基準とする。
【方法】
演習(20点)と期末試験(80点)の合計100点満点により成績評価を行い、60点以上を合格とする。
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教科書・参考図書 |
教科書:利用しない。
参考図書:「図解・わかる電子回路」加藤肇、見城尚志、髙橋久(著)講談社 |
その他 |
【履修にあたり】
自筆ノートの持込み可にて期末試験には臨んでもらう。一生大切にするくらいの意気込みで作り込んで頂きたい。
【この授業・実習に必要な機材】
特になし。
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