科目コード 2021110
科目名
(英語名)
組込み技術基礎
(Basic theory of Embedded technology)
対象学科 知能電子システム科
開講時期 2年 前期
担当教員 赤間弘幸
単位数 2単位
開講形態 講義
授業概要 【目的】
電気製品、電子制御機器において、近年多数の製品にマイクロコンピュータが組み込まれ、重要な役割を担っている。この講義では、組込みシステム開発の各種要素技術を学び、相互の関係を理解する。また、組込みシステム同士がつながることでIoTシステムを構築する内容を学習する
【到達目標】
  1. マイクロコンピュータの基本構成を理解できるようになる
  2. 簡単な組込みシステムの構成図を説明できるようになる
  3. 組込みシステム開発計画を立てることができる
  4. ハードウェアとソフトウェアの役割分担を判断できる
  5. IoTシステムの構成を理解できるようになる
【科目の位置付け】
この科目は、教育目標①~⑤全体のつながりを意識しながら学習し、システム全体について習得することを目的とする。
授業計画 【授業の方法】
教科書およびスライドを用いた講義ならびに演習を行う
【日程】
  • 第1回 組込みシステムに求められるもの(QCD、リアルタイム性、保守性、省電力、商品価値創造)
  • 第2回 組込システムの技術要素(パイプライン・DSP・キャッシュメモリ・割り込み・スケジューリング)
  • 第3回 模擬開発(仕様変更)
  • 第4回 模擬開発(性能向上変更)
  • 第5回 模擬開発(コストダウン)
  • 第6回 モデルベース開発(1)要求仕様~設計書
  • 第7回 モデルベース開発(2)テスト項目設計
  • 第8回 組込みシステムテスト手法
  • 第9回 プロジェクト管理と品質管理
  • 第10回 IoTシステムとエッジコンピューティングの構築方法と役割
  • 第11回 IoTシステムの構築方法(1)データ取得(組込みシステム)
  • 第12回 IoTシステムの構築方法(2)データ取得(組込みシステム)
  • 第13回 IoTシステムの構築方法(3)データ取得(組込みシステム)
  • 第14回 IoTシステムの構築方法(4)データ通信・可視化(クラウド)
  • 第15回 IoTシステムの構築方法(5)データ蓄積と制御(クラウド・フィードバック制御)
  • 第16回 期末テストとまとめ
成績の評価 【基準】
組込みシステムおよびIoTシステムを理解していることを基準とする
【方法】
期末試験80点、各講義の課題20点として、総合的に評価し、合計60点以上を合格とする
教科書・参考図書 教科書:組込みエンジニアの教科書渡辺登シーアンドアール研究所
IoT技術テキスト基礎編改訂3版MCPCIoTシステム技術検定[基礎]対応インプレス
その他 【履修にあたり】
特になし。
【この授業・実習に必要な機材】
特になし。