科目コード 2021116
科目名
(英語名)
信号処理基礎
(Signal Processing Basic)
対象学科 知能電子システム科
開講時期 2年 後期 前半
担当教員 横山英雄
単位数 2単位
開講形態 講義, 実習
授業概要 【目的】
IoT技術を駆使したシステムは、実世界で動くセンサやアクチュエータから構成される。システムの振舞いにはセンサーから得られる信号によって判断される項目があるため、適切なノイズ除去を行い、フーリエ変換等による信号の特徴を捉えることが必要となる。本講義では、信号処理技術の基礎について学ぶ。
【到達目標】
  1. 周波数に関する概念を説明できる
  2. フィルタ処理の概念を説明できる
【科目の位置付け】
教育の重点事項①、②、知能電子システム科教育目標①、③
授業計画 【授業の方法】
教科書およびスライドを用いた講義ならびに実習を行う。
【日程】
  • 第1回 三角関数の基礎知識
  • 第2回 正弦波波形
  • 第3回 波形の合成
  • 第4回 直流成分の求め方
  • 第5回 フーリエ級数展開の考え方
  • 第6回 フーリエ級数展開の実際
  • 第7回 振幅スペクトル
  • 第8回 位相スペクトル
  • 第9回 複素数とオイラーの公式
  • 第10回 フーリエ級数展開の複素表示
  • 第11回 複素フーリエ係数と実フーリエ係数の関係
  • 第12回 フーリエ係数からの信号波形の再現
  • 第13回 フーリエ変換
  • 第14回 高速フーリエ変換
  • 第15回 離散データのフーリエ変換
  • 第16回 ノイズ除去
成績の評価 【基準】
到達目標が満たされているか否かを評価する。
【方法】
レポート1回分を100点とし、合計8回分を平均して評価する。単位認定は60点以上とする。
教科書・参考図書 教科書:これでワカッタ!信号処理入門、大伴 洋祐、オーム社
その他 【履修にあたり】
講義内容について、事前に教科書を予習し理解できない内容は整理しておくことが望ましい。講義では、説明とスライドを見て理解を深め、しっかりノートをとること。講義後は教科書、配布資料、ノートを見返して復習し、不明な点は質問すること。
【この授業・実習に必要な機材】
特になし。