科目コード 2022102
科目名
(英語名)
プログラミング基礎実習
(Introduction to Programming)
対象学科 知能電子システム科
開講時期 1年 後期 前半
担当教員 草刈徳之
単位数 2単位
開講形態 講義, 実習
授業概要 【目的】
Pythonは読みやすく、書きやすいプログラミング言語です。クラウドアプリの開発言語として急速に広がりました。便利な機能(ライブラリ)が豊富であり簡単に利用できるため、アプリ開発だけでなく、ビッグデータ分析や機械学習、AIの分野でも広く使われています。本授業ではPythonプログラムの基礎を学びます。
【到達目標】
  1. Python言語の特徴を説明でき、基本的な文法が理解できる。
  2. 統合開発環境(VisualStudioCode:以下VSCode)が利用できる。
  3. VSCodeでPythonプログラムを開発できる。
  4. VSCodeでプログラムを実行できる。
【科目の位置付け】
教育の重点事項②、知能電子システム科教育目標④に対応する科目である。
授業計画 【授業の方法】
基本パートでは、回の初めに新しく学ぶ文法と演習内容について説明する。その後、コンピュータを用いて演習課題に取り組む。各演習問題は、要件定義書をもとに一部設計をしてから実装とテストを行い、プログラムが完全に要求を満たすまで試行錯誤を繰り返す。
システム開発パートでは、ステップバイステップでシステム開発に取り組む。最後の回ではシステム要件を追加し、オリジナルのシステムを完成させる。
【日程】
  • 第1回 Pythonの特徴、開発環境の構築、Pythonの基本(1)(コメント、出力、数値、エラーメッセージ、変数、文字列)
  • 第2回 Pythonの特徴、開発環境の構築、Pythonの基本(2)(リスト、タプル)
  • 第3回 Pythonの基本(3)(条件分岐、比較演算、論理演算)
  • 第4回 Pythonの基本(4)(繰り返しfor)
  • 第5回 Pythonの基本(5)(繰り返しwhile、関数)
  • 第6回 Pythonの基本(6)(ファイル操作、エラーと例外処理)
  • 第7回 Pythonでシステム開発(1)(ライブラリの利用)
  • 第8回 Pythonでシステム開発(2)(モジュール化、プログラムファイルの分割)
  • 第9回 Pythonでシステム開発(3)(クラス)、オブジェクト指向プログラミングの概要
  • 第10回 Pythonでシステム開発(4)
  • 第11回 Pythonでシステム開発(5)(モデル化)
  • 第12回 Pythonでシステム開発(6)
  • 第13回 Pythonでシステム開発(7)
  • 第14回 Pythonでシステム開発(8)
  • 第15回 Pythonでシステム開発(9)
  • 第16回 期末試験とまとめ(2)
成績の評価 【基準】
到達目標を満たすことに加え、Pythonでプログラムを記述し、正しく動作するまでデバッグできることを評価基準とする。
【方法】
基本の演習課題(40点)、システム課題(20点)、レポート(20点)、期末試験(20点)の合計100点満点で総合的に評価する。単位認定は60点以上とする。
教科書・参考図書 教科書:Pythonゼロからはじめるプログラミング、三谷純、翔泳社、2021年
その他 【履修にあたり】
実習では、新しく学んだ命令や文法を繰り返し使用してみること。演習課題に限らず、様々なプログラムを書いてみることを勧める。不明な点や上手くいかないところは積極的に質問して解決すること。時間内に演習課題を完成できない場合は、時間外で完成させること。
【この授業・実習に必要な機材】
特になし。