科目コード 2022107
科目名
(英語名)
組込み機器開発実習Ⅰ
(Training on Development of Embedded Device I)
対象学科 知能電子システム科
開講時期 2年 後期 前半
担当教員 知能電子システム科教員全員
単位数 2単位
開講形態 実習
授業概要 【目的】
ハード・ソフトの分担を考えて構成を検討し、開発工程に沿って組込み機器を開発する。本実習はPBL形式で行い、要求仕様から分析・設計・実装・テストの工程を通して実際の製品開発を模した実習を行う。
【到達目標】
  1. 組込み機器開発工程の全体像が説明できる
  2. 要求仕様に基いたハードウエアとソフトウエアの設計手順が説明できる
  3. 組込み機器開発工程における各工程、各自の役割と作業内容が説明できる
  4. 仕様を元にした要求分析と機器、モジュール設計ができる
  5. 設計した機器とモジュールを実装しテストすることができる
  6. 性能・機能評価を行ない考察ができる
  7. 開発手順をまとめて発表できる
【科目の位置付け】
組込機器の開発技術を学ぶものであり、教育の重点事項①、②、③、④、⑤、⑥、⑧、知能電子ステム科教育目標①、②、③、④に対応する科目である。
授業計画 【授業の方法】
3~4名のグループに分かれ、PBL形式で課題設定から評価・プレゼンテーションまでを行う。
【日程】
  • 第 1 回 組込み機器の要求仕様分析と機器設計
  • 第 2 回 ハードウェアの製作(1)
  • 第 3 回 ハードウェアの製作(2)
  • 第 4 回 組込みソフトウエアの要求仕様と分析
  • 第 5 回 機器システムの設計(1)
  • 第 6 回 機器システムの設計(2)
  • 第 7 回 デザインレビュー(1)
  • 第 8 回 ソフトウエアモジュール設計(1)
  • 第 9 回 ソフトウエアモジュール設計(2)
  • 第 10 回 デザインレビュー(2)
  • 第 11 回 ソフトウエアモジュールの実装(1)
  • 第 12 回 ソフトウエアモジュールの実装(2)
  • 第 13 回 ソフトウエアモジュールのテスト
  • 第 14 回 機器システム結合テスト
  • 第 15 回 組込み機器の最終評価
  • 第 16 回 プレゼンテーション
成績の評価 【基準】
組込機器の設計から実装・テストまでの工程を理解し、各自の役割と成果物について適切に性能・機能評価い、それらをレポートしてまとめ、発表ができることを基準として評価を行う。
【方法】
レポート50点とハードウエアを含む成果物50点の合計100点満点で評価し、60点以上を合格とする。
教科書・参考図書 教科書:自作テキスト
参考書:
その他 【履修にあたり】
1. PBLにおいては、成果物だけでなく、課題設定から設計、実装、評価までのプロセスと成果物の評価までを含むので、メンバー間のコミュニケーションを密にし、途中の記録を整理して残すようにすること。
2.成果物がいかに優れていようとも、全体をレポートにまとめて発表するところまでが対象になるので、工程管理と各工程でのまとめをしっかりと行うこと。
3.授業は、組込機器開発実習Ⅱ、組込システム開発実習と連携して行う。
【この授業・実習に必要な機材】
特になし。