科目コード 2031107
科目名
(英語名)
ICT実践技術Ⅱ
(Practical ICT II)
対象学科 知能電子システム科
開講時期 1年 後期
担当教員 草刈徳之
単位数 2単位
開講形態 講義, 実習
授業概要 【目的】
Linuxのコマンド操作とLinuxOSの構造、サービスのインタフェースとしてよく用いられるWebページの作成方法を学習する。また、Pythonを用いた実践的な開発手法を学習する。Web APIによりインターネット上のサービスを利用する際に必要となる技術やデータ処理に着目し、応用プログラムの作成スキルの向上を図る。
【到達目標】
  1. Linuxのコマンドを利用できる
  2. HTMLファイルの内容を読み、理解できる
  3. CSSについて説明ができる
  4. javascriptによって動的ページを作成できる
  5. Web APIでJSON形式のデータを取得するプログラムを作成できる
  6. 正規表現によるデータ抽出、SQLiteによるデータ格納、検索ができる
【科目の位置付け】
教育の重点事項①、②、知能電子システム科教育目標④、⑤に対応する科目である。
授業計画 【授業の方法】
スライドを用いた講義ならびに実習を行う。
【日程】
  • 第1回 Linux(シェルとカーネル)、基本コマンド(cd、ls、cat、more、less、man)、テキストエディタ
  • 第2回 PATH、絶対パス、相対パス、ディレクトリ構造、隠しファイル
  • 第3回 権限、パーミッション、スーパーユーザ
  • 第4回 スクリプトとバッチ処理、プロセスとジョブ(fg、bg、jobs)、自動起動
  • 第5回 HTMLの概要
  • 第6回 CSS
  • 第7回 Javascript、システム開発演習(1)
  • 第8回 まとめと筆記試験
  • 第9回 Pythonの基本(辞書、ネスト、JSONデータ)、HTTPプロトコル、PythonでHTTP通信(requests)
  • 第10回 Web API、PythonでWeb APIを利用する
  • 第11回 リレーショナルデータベース、SQL(CRUD系)、Pythonでデータ操作(sqlite)
  • 第12回 表計算ソフトでSQL操作(Google Sheets)、ER図、テーブル定義書、SQL(テーブルの作成と削除)、システム開発演習(2)
  • 第13回 Pythonの基本(3)(文字列の検索と置換、正規表現)
  • 第14回 クローリング、スクレイピング、コンプライアンスと配慮
  • 第15回 HTMLの復習、Pythonでスクレイピング
  • 第16回 システム開発演習(3)
成績の評価 【基準】
到達目標が満たされているか否かを評価する。
【方法】
筆記試験(50点)、3つのシステム開発課題(10点、20点、30点)の合計100点満点で評価する。単位認定は60点以上とする。
教科書・参考図書 参考図書:
・Linuxコマンドブックビギナーズ第5版
・これからWebをはじめる人のHTML&CSS、JavaScriptのきほんのきほん
その他 【履修にあたり】
後半は「プログラミング基礎実習」からの連結を重視する。
実習では、新しく学んだコマンドや文法を繰り返し使用してみること。演習課題に限らず、様々なプログラムを書いてみることを勧める。不明な点や上手くいかないところは積極的に質問して解決すること。時間内に演習課題を完成できない場合は、時間外で完成させること。
【この授業・実習に必要な機材】
特になし。