科目コード 5011112
科目名
(英語名)
衛生工学
(Sanitary Engineering)
対象学科 土木エンジニアリング科
開講時期 2年 後期
担当教員 押切剛伸(建築環境システム科)、冨澤渉
単位数 2単位
開講形態 講義, 実験
授業概要 【目的】
公衆の安全をはかるために、環境汚染防止や生活環境保全の基礎知識について学び、土木工学に必要な上下水道、工業用水の水処理、廃棄物処理の方法について演習を通して学習する。
【到達目標】
  1. 現代社会の環境問題について幅広く理解できる。
  2. 上下水道の歴史について理解できる。
  3. BOD(生物化学的酸素要求量)負荷計算について理解できる。
  4. 上水および下水処理の一般知識について習得することができる。
  5. 廃棄物処理の目的と方法についての知識を習得することができる。
  6. 濃度の概念と単位変換について理解できる。
【科目の位置付け】
現代社会の環境問題や上下水道など基礎を学ぶものであり、教育の重点事項①、③,土木エンジニアリング科教育目標④に対応する科目である。
授業計画 【授業の方法】
教科書およびスライドを用いた講義を行う。
【日程】
  • 第1回 衛生工学の歴史的変貌
  • 第2回 地球環境問題
  • 第3回 水の性質
  • 第4回 上下水道の歴史
  • 第5回 山形市内の上水供給
  • 第6回 BOD、CODの測定法
  • 第7回 BODの負荷計算処理
  • 第8回 環境水のBODの測定方法
  • 第9回 上水処理場、下水処理場の施設見学
  • 第10回 各種汚染物質の環境基準と測定方法
  • 第11回 上水道の水質基準、処理技術、上水道計画
  • 第12回 下水道の処理技術、下水道計画
  • 第13回 浄化槽処理技術
  • 第14回 水道埋設管の埋設方法と種類
  • 第15回 浄水処理による汚染物質除去
  • 第16回 試験とまとめ
成績の評価 【基準】
衛生工学の歴史や地球環境、BODやCODなどの水質等について理解しているかを基準とする。
【方法】
定期試験(80点)、レポート(10点)、平常点(10点)を合計100点満点で成績評価を行い、60点以上を合格とする。
教科書・参考図書 教科書:土木・環境系コアテキストシリーズ 水環境工学 コロナ社
その他 【履修にあたり】
特になし
【この授業・実習に必要な機材】
特になし