科目コード 5021101
科目名
(英語名)
土木設計
(Civil Engineering Design)
対象学科 土木エンジニアリング科
開講時期 1年 後期 後半
担当教員 千葉陽子
単位数 2単位
開講形態 講義, 演習
授業概要 【目的】
土木構造物は安全で経済的に設計されなければならない。そのため、部材断面の性質や部材に生じる応力やひずみ、構造設計法について学ぶことで、土木設計に必要な基礎知識を修得することを目的とする。
【到達目標】
  1. 部材断面の性質について理解できる。
  2. はりの応力と設計について理解できる。
  3. 許容応力度法による基本的な計算ができる。
  4. 柱について理解できる。
  5. トラスについて理解できる。
  6. 橋梁の構造、設計荷重、溶接とボルト接合について説明できる。
【科目の位置付け】
土木分野の基礎を学ぶものであり、教育の重点事項①、土木エンジニアリング科教育目標の①、⑤に対応する科目である。
授業計画 【授業の方法】
教科書およびスライドを用いた講義ならびに演習を行う。
【日程】
  • 第1回 断面一次モーメントと図心
  • 第2回 断面二次モーメント
  • 第3回 断面係数
  • 第4回 曲げ応力度
  • 第5回 せん断応力度
  • 第6回 梁の設計(許容応力度法等)
  • 第7回 軸力応力度(許容応力度法等)
  • 第8回 応力とひずみ(応力と材料の強さ)
  • 第9回 許容応力度と安全率(応力と材料の強さ)
  • 第10回 短柱の曲げと軸力
  • 第11回 長柱の座屈
  • 第12回 梁のたわみ
  • 第13回 トラス
  • 第14回 鋼構造物の設計の基礎(設計荷重、橋梁の構造・種類、鋼橋の製作過程等)
  • 第15回 鋼構造物の設計の基礎(溶接・ボルト接合等)
  • 第16回 まとめと試験
成績の評価 【基準】
土木構造力学の基本を理解し、基本的な問題を解くことができるかを基準とする。
【方法】
定期試験(60点)、小テスト(20点)、課題(10点)、授業態度等による評価(10点)を合計し100点満点で成績評価を行い、60点以上を合格とする。
教科書・参考図書 教科書:土木構造力学概論 岡二三生 白土博通 細田尚 実教出版
(その他、自作プリント)
その他 【履修にあたり】
講義では、教科書およびスライドをみて理解を深め、しっかりノートをとり、演習を必ず行うこと。
講義後は教科書、ノートを見返して復習すること。
理解できなかった点や疑問に思った点は積極的に質問すること。
課題が出た場合は、提出期限までに必ず提出すること。
【この授業・実習に必要な機材】
ノート、関数電卓、小さい定規、紙ファイル