科目コード 5021106
科目名
(英語名)
土木施工管理Ⅲ
(Civil Engineering Construction Management Ⅲ)
対象学科 土木エンジニアリング科
開講時期 2年 前期
担当教員 墫佳彦
単位数 2単位
開講形態 講義, 演習
授業概要 【目的】
土木工事の施工管理分野について講義する。
【到達目標】
  1. 工程管理の種類・特徴・工期算出について理解できる。
  2. 安全管理の各種作業・関連法規ついて理解できる。
  3. 水質汚濁・濁水処理システムの種類・特徴について理解できる。
  4. 原価管理の目的・手順について理解できる。
  5. 品質管理の目的・手順について理解できる。
【科目の位置付け】
土木分野の基礎を学ぶものであり、教育の重点事項①、土木エンジニアリング科教育目標①に対応する科目である。
この科目は、一級土木施工管理技術検定(一次試験)取得のための科目である。
授業計画 【授業の方法】
自作テキスト・教科書・問題集・スライドを用いた講義ならびに演習を行う。
毎時間、小テストを実施するとともに、定期的にまとめテストを実施する。
【日程】
  • 第1回  工程管理に使われる工程表の種類と特徴
  • 第2回  ネットワーク工程表における工期算出(クリティカルパス)
  • 第3回  安全管理Ⅰ(ロープ高所作業・足場の組立・墜落制用器具・安全ネット)
  • 第4回  中間試験と解説
  • 第5回  安全管理Ⅱ(建設機械における労働安全衛生法上の留意点)
  • 第6回  安全管理Ⅲ(クレーン作業におけるクレーン等安全規則上の留意点)
  • 第7回  安全管理Ⅳ(明かり掘削作業の留意点・土留め壁構築に伴う底面破壊防止)
  • 第8回  中間試験と解説
  • 第9回  安全管理Ⅴ(掘削に伴う地下埋設物処理および架空線防護)
  • 第10回 安全管理Ⅵ(酸素欠乏作業・高圧室内作業における留意点)
  • 第11回 安全管理Ⅶ(保護具の種類と特徴・健康管理・気象条件)
  • 第12回 工事に伴う水質汚濁・濁水処理システムの種類と特徴
  • 第13回 中間試験と解説
  • 第14回 原価管理の目的とコストコントロール
  • 第15回 品質管理特性・品質管理標準・品質管理基準の理解
  • 第16回 期末試験と解説
成績の評価 【基準】
施工管理(設備・エンジン・品質管理・産業廃棄物・設計図書)全般について、構造・法規・留意点について理解しているかを基準とする。
【方法】
定期試験(中間・期末)65%、小テスト25%、平常点10%を合計し100点満点で成績評価を行い、60点以上を合格とする。
教科書・参考図書 教科書:自作テキスト
プロが教える1級土木施工管理第一次検定 濱田吉也 弘文社
1級土木施工管理技士一次対策問題解説集 建築資料研究者
参考図書
分野別問題解説集 1級土木施工管理技術検定試験 第一次検定 GET研究所
土木施工の管理学 渡部正 保坂成司 一般財団法人 経済調査会
その他 【履修にあたり】
講義では、配布資料とスライドを見て理解を深め、必要事項について漏らさず配布資料に記載・マーキングをすること。
講義が進むごとに定期試験の範囲が広がります。定期試験で間違えた箇所は復習して理解を深め、同じ過ちを二度と繰り返さないように学習すること。
【この授業・実習に必要な機材】
(土木施工法Ⅱで準備した物)
チューブファイル(A4タテ、背幅6cm)2冊
蛍光マーカーペン(複数色)、ボールペン(複数色)
インデックス