科目コード 5021110
科目名
(英語名)
土木積算
(Civil Engineering Estimation)
対象学科 土木エンジニアリング科
開講時期 2年 後期 後半
担当教員 須藤克文、外部講師(公益財団法人山形県建設技術センター)
単位数 2単位
開講形態 講義, 演習
授業概要 【目的】
公共土木工事の枠組みと積算の基本を学ぶとともに、演習を通して、設計図書から数量を算出し、機械、労務、材料を拾い集計し、1工事に係る積算業務を修得することを目的とする。
【到達目標】
  1. 公共事業の流れと積算について理解できる。
  2. 仕様書と条件明示について理解できる。
  3. 図面や設計書から数量算出ができる。
  4. 図面や設計書から機械、労務、材料を拾い、項目ごとに集計できる。
  5. 単価表から基本的なデータを読み取ることができる。
  6. 歩掛についての考え方が理解できる。
  7. 基本的な土木工事の内訳書の作成ができる。
【科目の位置付け】
土木分野の基礎を学ぶものであり、教育の重点事項①、土木エンジニアリング科教育目標の①に対応する科目である。
授業計画 【授業の方法】
教科書およびスライドを用いた講義ならびに演習を行う。
【日程】
  • 第1回 公共土木工事の仕組みと積算
  • 第2回 仕様書と条件明示
  • 第3回 土量配分演習
  • 第4回 積算対象の図面の見方
  • 第5回 数量算出演習(土工:平均断面法)
  • 第6回 施工数量(機械、労務、材料)の把握・演習
  • 第7回 設計図書(図面)からの数量算出1
  • 第8回 設計図書(図面)からの数量算出2
  • 第9回 積算の手順(工事費の構成と単価)【非常勤講師】
  • 第10回 単価表(材料、機械、労務)、歩掛の見方と演習【非常勤講師】
  • 第11回 積み上げ方式の積算演習1【非常勤講師】
  • 第12回 積み上げ方式の積算演習2【非常勤講師】
  • 第13回 利益を確保するためのスキル
  • 第14回 実行予算書作成の演習1
  • 第15回 実行予算書作成の演習2
  • 第16回 まとめ(総括)
成績の評価 【基準】
公共土木工事の積算の基本を理解し、図面・設計書から数量算出や機械、労務、材料の集計など、1工事に係る積算ができるかを基準とする。
【方法】
演習による課題(80点)、授業態度等による評価(20点)を合計し100点満点で成績評価を行い、60点以上を合格とする。
教科書・参考図書 教科書:共通仕様書【山形県県土整備部】
参考図書:改訂版 基礎からわかる公共土木工事積算 一般財団法人建設物価調査会、土木工事積算基準書、土木工事数量算出要領
その他 【履修にあたり】
講義では、教科書およびスライドをみて理解を深め、しっかり演習を行うこと。
理解できなかった点や疑問に思った点は積極的に質問すること。
演習課題は提出期限までに必ず提出すること。
【この授業・実習に必要な機材】
関数電卓、紙ファイル