科目コード 5022103
科目名
(英語名)
施工管理実習Ⅱ
(Training of Construction Management Ⅱ)
対象学科 土木エンジニアリング科
開講時期 1年 後期
担当教員 冨澤渉、墫佳彦
単位数 4単位
開講形態 実習
授業概要 【目的】
「安全管理」をテーマとして実習を行う。実習では安全管理書類作成法や現場(屋外実習場)において実際に各種建設機械や工具類に触れ作業を行うことで「何が危険」なのかを学生自身に考えてもらう実習となります。将来、現場代理人・主任技術者として協力会社(下請会社)や作業員に対して、危険なポイントを理解したうえで指示ができる人材を目指して実習を行う。
【到達目標】
  1. 盛土施工に伴う現場管理【安全管理・工程管理・品質管理】について理解する。
  2. 足場の組立・解体(高所作業)について理解する。
【科目の位置付け】
建設現場における安全・丁張・高所作業についての基礎を学ぶものであり、教育の重点事項①、②、③、⑤土木エンジニアリング科教育目標①、②、⑥、⑦に対応する科目である。
授業計画 【授業の方法】
実習
【日程】
  • 第1回 ガイダンス・盛土丁張訓練の起工前測量①
  • 第2回 盛土丁張に伴う起工前測量②
  • 第3回 盛土丁張に伴う測点の位置出し①
  • 第4回 盛土丁張に伴う測点の位置出し②
  • 第5回 盛土丁張に伴う縦横断測量①
  • 第6回 盛土丁張に伴う縦横断測量②
  • 第7回 盛土丁張の設置①
  • 第8回 盛土丁張の設置②
  • 第9回 盛土丁張の設置③
  • 第10回 盛土丁張の設置④
  • 第11回 盛土本施工に伴う起工前測量①
  • 第12回 盛土本施工に伴う起工前測量②
  • 第13回 盛土本施工に伴う丁張設置①
  • 第14回 盛土本施工に伴う丁張設置②
  • 第15回 盛土本施工の実施①
  • 第16回 盛土本施工の実施②
  • 第17回 盛土本施工の実施③
  • 第18回 盛土本施工の実施④
  • 第19回 盛土本施工の写真整理および出来形図作成①、建設機械の安全管理①
  • 第20回 盛土本施工の写真整理および出来形図作成②、建設機械の安全管理②
  • 第21回 盛土本施工の写真整理および出来形図作成③、建設機械の安全管理③
  • 第22回 盛土本施工の写真整理および出来形図作成④、建設機械の安全管理④
  • 第23回 平板ブロック型枠作製に伴う丸のこ使用の安全管理①、足場高所作業の安全管理①
  • 第24回 平板ブロック型枠作製に伴う丸のこ使用の安全管理②、足場高所作業の安全管理②
  • 第25回 平板ブロック型枠作製に伴う丸のこ使用の安全管理③、足場高所作業の安全管理③
  • 第26回 平板ブロック型枠作製に伴う丸のこ使用の安全管理④、足場高所作業の安全管理④
  • 第27回 平板ブロック用コンクリートの打設①
  • 第28回 平板ブロック用コンクリートの打設②
  • 第29回 平板ブロック用コンクリートの脱型および完成写真の撮影①
  • 第30回 平板ブロック用コンクリートの脱型および完成写真の撮影②
  • 第31回 平板ブロック用コンクリート供試体の圧縮強度試験①
  • 第32回 平板ブロック用コンクリート供試体の圧縮強度試験②
成績の評価 【基準】
全ての授業に出席し、指示された期日までにレポートを提出し、受理され合格された場合のみ単位認定の対象とする。
決められたルール・服装・安全注意事項等の指示を徹底して遵守し、不安全行動をすることなく安全に作業した場合のみ単位認定の対象とする。
【方法】
実習実技の取り組み内容70%、レポート30%を合計し100点満点で成績評価を行い、60点以上を合格とする。
教科書・参考図書 教科書:自作テキスト
参考図書:共通仕様書(土木工事共通仕様書) 山形県県土整備部
     共通仕様書(土木工事施工管理基準および規格値) 山形県県土整備部
     土木工事写真の撮り方 財団法人地域開発研究所土木施工管理技術研究会
その他 【履修にあたり】
本実習は非常に危険な作業が伴いかつ高額な測量機器を取り扱う実習である。
遅刻を厳しく禁じる。また、建設機械・電動工具による巻き込まれ防止の観点から作業服等はガイダンスで指示したとおり着用すること。
また、炎天下での作業も行われるため、実習前日の睡眠を確実にとり、食事・塩分・水分を取り熱中症対策に注意して参加すること。
安全注意事項は実習ごとに指示を出すので、徹底して遵守すること。守れない場合は、学生の安全確保の観点から実習参加を認めないものとする。
【この授業・実習に必要な機材】
チューブファイル(A4タテ、背幅6cm)1冊
関数電卓、野帳、筆記用具(鉛筆が望ましい)、雨具、防寒具、安全長靴、ヘルメット、
保護手袋、水分 その他必要な保護具は事前に準備する。