科目コード 5031101
科目名
(英語名)
インフラメンテナンス学
(Infrastructure Maintenance)
対象学科 土木エンジニアリング科
開講時期 2年 前期 後半
担当教員 千葉陽子、外部講師(建設コンサルタント協会等)
単位数 2単位
開講形態 講義, 実習
授業概要 【目的】
鉄筋コンクリート構造物をはじめとしたインフラの維持管理の重要性を理解し、劣化機構、点検・診断、補修・補強などの維持管理手法等に関する基礎知識を修得する。
【到達目標】
  1. 社会基盤施設の維持管理の重要性と構造物に関する基礎知識を理解できる。
  2. 土木構造物の劣化(症状としくみ)について理解できる。
  3. 土木構造物の点検・診断の方法について理解できる。
  4. 土木構造物の補修・補強方法について理解できる。
【科目の位置付け】
土木分野の基礎を学ぶものであり、教育の重点事項①、③、土木エンジニアリング科教育目標の④、⑤に対応する科目である。
授業計画 【授業の方法】
教科書およびスライドを用いた講義ならびに実習を行う。
【日程】
  • 第1回 メンテナンスの現状と課題
  • 第2回 構造物の機能性能とメンテナンスの基本
  • 第3回 土木構造物の劣化(症状としくみ)(1)コンクリート構造物
  • 第4回 土木構造物の劣化(症状としくみ)(2)鋼構造物
  • 第5回 実構造物の構造や損傷の確認についての実習【外部講師】
  • 第6回 実構造物での点検・診断の実習【外部講師】
  • 第7回 実構造物(老朽化構造物)における点検・調査等の実習【外部講師】
  • 第8回 実構造物(老朽化構造物)における非破壊検査等の実習【外部講師】
  • 第9回 土木構造物の補修・補強方法(1)コンクリート構造物
  • 第10回 土木構造物の補修・補強方法(2)鋼構造物・アスファルト舗装
  • 第11回 補修補強工事の現場における実務【外部講師】
  • 第12回 補修補強工事の現場における実務【外部講師】
  • 第13回 実橋梁での橋梁点検研修【外部講師】
  • 第14回 実橋梁での橋梁点検研修【外部講師】
  • 第15回 インフラ維持管理に関する我が国の動向、東北地方における取組み
  • 第16回 まとめと試験
成績の評価 【基準】
メンテナンスの現状と課題、土木構造物の劣化の種類や補修・補強工法、点検・調査方法など、インフラメンテナンスの基本を理解しているかを基準とする。
【方法】
定期試験(60点)、課題(30点)、授業態度等による評価(10点)を合計し100点満点で成績評価を行い、60点以上を合格とする。
教科書・参考図書 教科書:図説 わかるメンテナンス 土木・環境・社会基盤施設の維持管理 学芸出版社 (その他、自作プリント)
その他 【履修にあたり】
講義では、教科書およびスライドをみて理解を深め、課題を必ず行うこと。
実習では、各作業の目的を理解してしっかり行うこと。
理解できなかった点や疑問に思った点は積極的に質問すること。
課題が出た場合は、提出期限までに必ず提出すること。
【この授業・実習に必要な機材】
小さい定規、紙ファイル
学内老朽化構造物実習場・学外実習の場合:作業服、ヘルメット、長靴着用