科目コード 5031104
科目名
(英語名)
やまがたランドスケープデザイン
(Landscape Design in Yamagata Prefecture)
対象学科 土木エンジニアリング科
開講時期 2年 前期
担当教員 渡部桂(外部講師、東北芸術工科大学)
単位数 2単位
開講形態 講義
授業概要 【目的】
ランドスケープの概念を理解したうえで、山形県内のさまざまな事例をみながら自然特性や風土、生態環境と土木構造物との関係性について考え、景観デザインの基礎知識を修得する。土木技術により出来上がる空間を、景観や環境の一部として俯瞰的・総合的に理解すると共に、他分野との関連を理解する科目である。造園施工管理技士取得にも役立つ。
【到達目標】
  1. 山形県内のランドスケープの成立ちについて理解できる。
  2. 山形県内のランドスケープを形成するデザインについて考察できる。
  3. 山形の特性や場所性にあったランドスケープデザインを思考できる。
【科目の位置付け】
土木分野の基礎を学ぶものであり、教育の重点事項①、土木エンジニアリング科教育目標の④に対応する科目である。
授業計画 【授業の方法】
各回の授業テキストと画像情報を用いて講義を行う。
【日程】
  • 第1回 ランドスケープのあらまし(ランドスケープとは何か)
  • 第2回 ランドスケープのあらまし(風土の成り立ちとランドスケープの認識)
  • 第3回 ランドスケープのあらまし(景観工学としてのランドスケープの認知)
  • 第4回 ランドスケープを読む(山形県内事例1:置賜地域)
  • 第5回 ランドスケープを読む(山形県内事例2:村山地域)
  • 第6回 ランドスケープを読む(山形県内事例3:最上地域)
  • 第7回 ランドスケープを読む(山形県内事例4:庄内地域)
  • 第8回 ランドスケープデザインの事例(伝統的デザイン)
  • 第9回 ランドスケープデザインの事例(モダンデザイン)
  • 第10回 ランドスケープデザインの事例(植栽デザイン)
  • 第11回 ランドスケープデザインの事例(河川デザイン1)
  • 第12回 ランドスケープデザインの事例(河川デザイン2)
  • 第13回 ランドスケープデザインの事例(風土に配慮したデザイン)
  • 第14回 ランドスケープデザインの実践(アイデアの検討)
  • 第15回 ランドスケープデザインの実践(アイデアの発表)
成績の評価 【基準】
講義を経て、ランドスケープの成立ちと、その操作(デザイン)の意義をどの程度理解したかを基準とする(ミニレポート記載内容)。デザインの実践で、具体的なアイデアをどの程度考案できたかを基準とする(デザイン提案内容)。
【方法】
各回講義に課すミニレポートを90点、デザイン提案を10点、合計100点で成績評価を行い、60点以上を合格とする。
教科書・参考図書 講義に対応したオリジナルテキストを配布する。
その他 【履修にあたり】
講義の要点は配布テキストから理解してもらいつつ、豊富に提供する視覚情報をよく見て理解と深めると共に、感覚を養って欲しい。ミニレポートは講義と並行して記入してもらうため、必要なメモもレポートに記入すること。レポートは翌週に返却する。
学外での授業を実施することもある。
【この授業・実習に必要な機材】
配布資料をつづる2穴ファイルを準備し資料を整理するとよい。