科目コード |
3011101 |
科目名 (英語名) |
電⼦⼯学概論 (Electronic engineering)
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対象学科 |
情報システム科 |
開講時期 |
2年 前期 |
担当教員 |
吉田明弘 |
単位数 |
2 |
開講形態 |
講義, 演習 |
授業概要 |
【目的】
コンピュータのハードウェアを形作る基礎理論である電気・電子回路の基礎とIoTについて学び、ハードウェア要素の概念を理解したうえで情報システム基盤を構築できるようにする。
【到達目標】
- 電気回路と電子回路の回路素子の性質を理解し解析できること
- 半導体の基本構造と動作原理の基礎概念を説明できること
- IoTの概念を理解して、用途に応じた最適なセンサや通信デバイスを選定できること
- 消費電力やサージ対策を理解して、情報機器を安定して保守運営できること
【科目の位置付け】
・本校の教育、育成の重点目標の①に対応し、育成する人材像と教育の重点事項の①に対応する
・情報システム科の教育目標の①に対応する。
・以下に示すコンピュータの内部構造に関わる科目を受講していることが必須である
「電子工学概論」が関連する主な科目:「情報数学」、「計算機工学基礎」
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授業計画 |
【授業の方法】
講義形式で授業を進める。演習問題で理解を確認する。
【日程】
- 第1回. 電子部品の図記号と外形、電流と電圧
- 第2回. 電気の基本計算式、オームの法則、デジタル入力回路
- 第3回. 導体・半導体・絶縁体、半導体の種類
- 第4回. ダイオード、交流
- 第5回. 整流回路
- 第6回. トランジスタの基本構造と動作、接地法
- 第7回. 入出力インピーダンス、増幅と減衰、増幅度と利得
- 第8回. トランジスタの増幅作用とスイッチング動作
- 第9回. 中間試験とまとめ
- 第10回. IoTとセンサ、通信デバイスについて
- 第11回. センサの検出回路とOPアンプの基礎
- 第12回. OPの反転増幅回路、非反転増幅回路
- 第13回. 消費電力について
- 第14回. 負荷の容量について
- 第15回. サージ対策について
- 第16回. 期末試験とまとめ
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成績の評価 |
【基準】
「授業概要(到達目標)」の各項目が達成されていることを、筆記試験(中間試験,期末試験)および要点メモの評価点により示すことが、合格の基準となる。
【方法】
中間試験(40点)、期末試験(40点)、演習問題の評価(20点)を総合し,合計100点で評価する。60点以上を合格とする。
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教科書・参考図書 |
教科書:大熊康弘、図解でわかるはじめての電子回路、技術評論社
教科書に加え必要に応じて資料を配布する。 |
その他 |
【履修にあたり】
電気電子分野の内容がメインになるが、情報システム分野に携わる者としてハードウェアの要素を理解するうえで必要である。
講義に出席し要点を抑え、演習問題を解いて理解を深めておくこと。
【この授業・実習に必要な機材】
特に無し
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