科目コード |
3011103 |
科目名 (英語名) |
計算機工学基礎 (Fundamentals of Computer Architecture)
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対象学科 |
情報システム科 |
開講時期 |
1年 前期 |
担当教員 |
佐藤啓一 |
単位数 |
2単位 |
開講形態 |
講義, 演習 |
授業概要 |
【目的】
コンピュータの基礎的なハードウェア構造と基本的な処理動作、また、コンピュータで一般に利用される各種インターフェースについて学ぶ。
【到達目標】
- コンピュータの基本的な構造を説明できること
- コンピュータを構成する論理回路の機能・動作を説明できること
- プロセッサの構造と役割・動作を説明できること
- メモリの構造・役割とシステム機構を説明できること
- プロセッサとペリフェラルの関係を説明できること
- コンピュータに利用される各種インターフェースとその活用法を説明できること
【科目の位置付け】
・本校の教育、育成の重点目標の①に対応し、育成する人材像と教育の重点事項の①に対応する
・情報システム科の教育目標の①に対応する。
・以下に示すコンピュータの内部構造に関わる科目を受講していることが必須である
「計算機工学基礎」が関連する主な科目:「情報数学」、「電子工学概論」
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授業計画 |
【授業の方法】
講義形式で授業を進める。講義中に要点メモを配布し,講義の要点を整理して明記したものを提出してもらう。また、講義内で出題される演習問題を口頭試問形式で行う。
【日程】
- 第1回. 論理回路(組合せ回路)
- 第2回. 論理回路(順序回路)
- 第3回. コンピュータの構成要素とノイマン型コンピュータ
- 第4回. コンピュータの動作と命令セットアーキテクチャ
- 第5回. レジスタの種類とアドレス指定方式
- 第6回. 命令処理のサイクル
- 第7回. プロセッサの性能評価指標と高速化技術
- 第8回. 中間試験とまとめ
- 第9回. CISCとRISC
- 第10回. マルチプロセッサシステムと並列処理
- 第11回. メインメモリの種類と特徴
- 第12回. キャッシュメモリ
- 第13回. 補助記憶装置の種類と特徴
- 第14回. バスアーキテクチャ
- 第15回. 入出力インタフェースと入出力装置
- 第16回. 期末試験とまとめ
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成績の評価 |
【基準】
「授業概要(到達目標)」の各項目が達成されていることを、筆記試験(中間試験,期末試験)および要点メモの評価点により示すことが、合格の基準となる。
【方法】
中間試験(45点)、期末試験(45点)、要点メモの内容と演習問題の評価(10点)を総合し,合計100点で評価する。60点以上を合格とする。
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教科書・参考図書 |
教科書:特に指定しないが必要に応じて資料を配布する。
参考書:基本を学ぶコンピュータ概論,オーム社
図解コンピュータアーキテクチャ入門,森北出版 |
その他 |
【履修にあたり】
2進数⇒16進数のような基数変換の概念を理解していることが望ましい。
情報システム分野に携わる者としてコンピュータがどのようにしてプログラムを実行するかを、2進数や論理演算の必要性と併せて意識しながら講義に臨むことが重要である。
講義に出席し要点を抑え、演習問題を解いて理解を深めておくこと。
【この授業・実習に必要な機材】
特になし。
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