科目コード 3011109
科目名
(英語名)
情報システムライフサイクル
(Life Cycle of Information Systems)
対象学科 情報システム科
開講時期 1年 後期
担当教員 外部講師
単位数 2単位
開講形態 講義, 演習
授業概要 【目的】
情報システムの企画から設計、開発、導入、運用、廃棄(リプレース)までの全過程(ライフサイクル)を、情報システムのユーザ(発注側)企業とシステム開発(受注側)企業の視点で概観する。また、企業内の実務担当者から、情報システムの運用や開発の実際を紹介していただき、情報処理技術者の仕事内容や活躍場面を理解する。
【到達目標】
  1. 情報システムのライフサイクルを理解できる
  2. ユーザ企業で使用されている様々な情報システムを理解できる
  3. ユーザ企業内での情報処理技術者の仕事内容が理解できる
  4. システム開発企業の開発体制、組織、職種、仕事内容が理解できる
  5. 企業で求める情報処理技術者のスキルレベルや企業内でのキャリアパスが理解できる
【科目の位置付け】
・情報システムのライフサイクル(企画・設計・開発・運用・保守)の基礎を学ぶものである。
・本校の教育・育成の重点目標の①、③、④、育成する人材像と教育の重点事項①~⑥に対応する科目である。
・情報システム科の教育目標①、③、④に対応する科目である。
授業計画 【授業の方法】
スライドを用いた講義ならびに演習を行う。
ユーザ企業の部分ではグループで問題解決演習を行い、システム開発企業の部分ではグループでシステム開発演習を行う。
【日程】
  • 第1回 ユーザ企業:情報処理技術者の業務概要
  • 第2回 ユーザ企業:情報システムの企画・立案
  • 第3回 ユーザ企業:情報システムの設計・発注
  • 第4回 ユーザ企業:情報システムの開発・テスト・導入
  • 第5回 ユーザ企業:情報システムの運用・保守・リプレイス
  • 第6回 システム開発企業:仕事と組織
  • 第7回 システム開発企業:開発プロセス、開発ツール
  • 第8回 システム開発の実際:要件検討(システム概要、業務フロー、要件定義、プロジェクト計画、スケジュール計画)
  • 第9回 システム開発の実際:設計作業(画面遷移、画面レイアウト、項目定義)
  • 第10回 システム開発の実際:設計レビュー
  • 第11回 システム開発の実際:開発(タスクの洗い出し、テストケースの作成方法、開発作業)
  • 第12回 システム開発の実際:開発作業
  • 第13回 システム開発の実際:開発レビュー
  • 第14回 システム開発の実際:開発作業、テストケース作成
  • 第15回 システム開発の実際:開発作業、テスト実施、発表準備
  • 第16回 システム開発の実際:開発成果発表
  • 第17回 期末試験とまとめ
成績の評価 【基準】
「授業概要(到達目標)」の各項目が到達されていることを、期末試験、演習レポートの教科点が合格の基準となる。
【方法】
授業参加態度(40%)、各レビューのプレゼンテーション(20%)、開発システムの完成度(20%)、期末試験(20%)を合計し100点満点で成績評価を行い、60点以上を合格とする。
教科書・参考図書 教科書:ずっと受けたかったソフトウェアエンジニアリングの新人研修第3版、宇治則孝、翔泳社
参考書:ITワールド、インフォテック・サーブ教育研究会、インフォテック・サーブ
参考書:IT戦略とマネジメント、インフォテック・サーブ教育研究会、インフォテック・サーブ
参考書:よくわかるマスター基本情報技術者試験対策テキスト令和7-8年度版、FOM出版
その他 【履修にあたり】
システム開発の実際では、グループによる小規模なシステム開発演習を行う。
1年前期の「ソフトウェア工学基礎」、2年の「情報システムの企画と導入」「PBLⅠ、Ⅱ」と連携した科目である。
【この授業・実習に必要な機材】
特になし。