科目コード |
3012105 |
科目名 (英語名) |
プラットフォームの構築と管理 (Implementation and Management of Platform)
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対象学科 |
情報システム科 |
開講時期 |
2年 前期 |
担当教員 |
大津君彦 |
単位数 |
4単位 |
開講形態 |
実習 |
授業概要 |
【目的】
LinuxOSおよびセキュリティ技術を用いてサーバ・クライアントシステムを構築、運用、管理するための知識と技法を修得する。
【到達目標】
- LinuxOSによるサーバ・クライアントシステムを構築できる。
- Linuxプラットフォーム上で、各種サーバサービス(ssh、DNS、Web等)を連携させ、運用、管理ができる。
- Linuxプラットフォーム上で、Webアプリケーションシステムを稼働させ、運用、管理ができる。
- 仮想化技術を活用したシステムを構築、運用、管理ができる。
- 各種サーバサービスとネットワーク機器・セキュリティ機器が連携するシステム基盤を構築、運用、管理できる。
- VPN、VLANなどセキュリティに関連する技術を利用し、実践的なシステムの構築ができる。
- システム基盤の障害対策、保守、管理ができる。
【科目の位置付け】
サーバ・クライアントシステムにおいて、仮想化技術・セキュリティ技術を活用し、システムを構成する機器の連携、サーバサービスの連携を行ったシステム基盤の構築・運用・管理技術を学ぶものであり、育成する人材像と養育の重点事項①・②・⑤、情報システム科教育目標①・②に対応する科目である。
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授業計画 |
【授業の方法】
自作資料を用い、実機および環境シミュレーションソフトウェアによる実習を行う。
【日程】
- 第1回 講義ガイダンス
- 第2回 システム基盤の要件策定
- 第3回 システム基盤の仕様の定義
- 第4回 L2スイッチとVLAN技術
- 第5回 VLAN技術を用いたシステム運用と管理、トラブルシューティング
- 第6回 VLAN間ルーティング
- 第7回 DMZ構成を用いたシステム運用と管理、トラブルシューティング
- 第8回 アドレス変換(NAT、NAPT)
- 第9回 リバースプロキシを用いたサービス公開
- 第10回 境界型ファイアーウォールとアドレス変換・リバースプロキシ
- 第11回 自律システム(AS)とルーティング
- 第12回 インテリアゲートウェイプロトコルによるダイナミックルーティング
- 第13回 エクステリアゲートウェイプロトコルによるダイナミックルーティング
- 第14回 インターネットVPNを利用したLAN間接続
- 第15回 脆弱性診断とシステム保守
- 第16回 まとめと試験
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成績の評価 |
【基準】
システム基盤の構築・運用・管理・保守・トラブルシューティングそれぞれに対して理解し、実践できるスキルを習得しているかを基準とする。
【方法】
実習課題100点満点で成績評価を行い、60点以上を合格とする。
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教科書・参考図書 |
教科書:自作資料
参考書: |
その他 |
【履修にあたり】
情報セキュリティ・情報セキュリティ基礎実習、プラットフォーム技術Ⅰ・Ⅱのそれぞれの内容を組み合わせ・応用したシステム基盤について、トラブルシューティングを含んだ構築・運用・管理・保守のスキルを学ぶ講義である。情報セキュリティ・情報セキュリティ基礎実習、プラットフォーム技術Ⅰ・Ⅱの教科書および講義で配布した資料を併用して実習にあたること。
講義内容について、事前に資料等を予習し、理解できない内容は整理し講義時に質問すること。
【この授業・実習に必要な機材】
特になし
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