科目コード |
3021101 |
科目名 (英語名) |
コンピュータネットワーク (Computer Network)
|
対象学科 |
情報システム科 |
開講時期 |
1年 前期 |
担当教員 |
阿部功 |
単位数 |
4単位 |
開講形態 |
講義, 実習 |
授業概要 |
【目的】
現在の情報システムやアプリケーションソフトウェアの基盤として欠かす事ができないネットワーク技術についての知識を講義と実習を通して深める。
【到達目標】
- ITインフラとしてのネットワークの役割について説明できる
- OSI参照モデルとレイヤの役割、構造を説明できる
- TCP/IPアーキテクチャを利用したネットワークの構造、動作を説明できる
- 複数のネットワークを介した通信動作を解説でき、相互接続するための要素を提示する事ができる
- Windowsネットワークの特徴的な動作を理解し、説明できる
- 基本的なIPネットワークの設計、構築、管理ができる
- パケットアナライザを用いたパケット解析とトラブルシーティングかできる
- 有線/無線混在ネットワークの設計と構築ができる
【科目の位置付け】
ネットワークについての技術について理解し、習得する科目である。
育成する人材像と重点項目①、②、③、情報システム科教育目標①、②に対応する科目である。
この科目は、基本情報技術者試験科目A試験免除認定講座のひとつとしておこなう。
|
授業計画 |
【授業の方法】
授業前半で教科書やスライドを用いた講義を行い、授業後半で実習機材を使用して講義で習得した知識と技術の理解を深める
【日程】
- 第1回 ネットワーク技術の概要、ネットワークモデル(OSI参照モデル)、トポロジと基本運用形態
- 第2回 TCP/IPアークテクチャ(TCP/IPプロトコルスタックと階層間連携)
- 第3回 物理層とデータリンク層(MACアドレス、ケーブル、ネットワーク機器)
- 第4回 インターネット層(ARP、IP、ICMP、IPアドレス体系とネットマスク)
- 第5回 インターネット層(ルーティング,セグメント)、トランスポート層(UDP,TCP)
- 第6回 中間試験とまとめ
- 第7回 アプリケーション層(各アプリケーション層プロトコル(HTTP、SMTP,POP,TELNET, SSH))
- 第8回 Windowsネットワークの基礎知識,実習の説明
- 第9~10回 単一セグメントのネットワークの設計と構築
- 第11~12回 複数セグメントのネットワークの設計と構築
- 第13~14回 無線ネットワークの設計と構築
- 第15~16回 有線/無線混合ネットワークの設計と構築
- 第17回 期末試験とまとめ
- 第18回 実技試験とまとめ
|
成績の評価 |
【基準】
「授業概要(到達目標)」の各項目が到達されていることを、筆記試験(中間試験、期末試験)、実技試験および実習のレポートの評価点が合格の基準となる。
【方法】
中間試験(30点)、期末試験(30点)、実技試験(20点)、実習レポートの評価(20点)を総合し、合計100点で評価する。60点以上を合格とする。
|
教科書・参考図書 |
教科書:福永勇二、ネットワークがわかる教科書、SBクリエイティブ
教科書:ITワールド,インフォテック・サーブ
教科書:よくわかるマスター令和7-8年度版基本情報技術者試験対策テキスト,FOM出版 |
その他 |
【履修にあたり】
プラットフォーム技術Ⅰで習得したLinuxOSの操作方法とコマンドを利用するため、プラットフォーム技術Ⅰの内容を復習しておくことを勧める。
【この授業・実習に必要な機材】
第13~16回の実習では、各自のスマートフォンを使用する。
|