科目コード |
3032102 |
科目名 (英語名) |
プロジェクト型課題実習I (Project Based Learning I)
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対象学科 |
情報システム科 |
開講時期 |
2年 前期 |
担当教員 |
情報システム科全教員 |
単位数 |
7単位 |
開講形態 |
講義, 演習 |
授業概要 |
【目的】
システム提案書にもとづいてシステム設計(外部設計・内部設計)を行い、単体テストケースを定義する。この行程をグループワークによって行うことにより、情報システムライフサイクルについての理解を深め、課題に対して能動的に取り組む姿勢、チームワーク、ソフトスキル(コミュニケーションスキル、プレゼンテーションスキル)を網羅した、将来、実践技術者として必要となるスキルを身につける。
【到達目標】
- プロジェクト形式での実務作業ができる。
- システム提案書を検証し、適切なスコープが設定できる。
- 提案内容にもとづいて、適切かつ効果的な外部設計ができる。
- 提案内容にもとづいて、適切かつ効果的な内部設計ができる。
- 外部設計・内部設計にもとづいた単体テストケースの定義ができる。
- システム設計書をまとめ、効果的なプレゼンテーションができる。
- プロジェクト体制での実務作業ができ、プロジェクトで行う開発工程の管理ができる。
【科目の位置付け】
システム開発工程において、プロジェクト体制での問題の発見・課題の設定・課題解決の要件定義・システム提案要求の策定・システム提案の策定を行ってシステム提案書をまとめる工程を実践するものであり、育成する人材像と養育の重点事項①・②・③・④・⑤・⑥・⑧、情報システム科教育目標①・②・③に対応する科目である。
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授業計画 |
【授業の方法】
テーマに即したシステム提案書にもとづいたシステム設計実習をプロジェクト体制によって行う。
【日程】
- 第1回 システム提案書の検証とスコープの決定
- 第2回 ユースケースの定義
- 第3回から第4回 アクティビティの定義
- 第5回 ワークフローの定義
- 第7回から第10回 画面設計とイベント設計、画面遷移設計、データ設計
- 第11回から第15回 モジュール設計、クラス設計、単体テストケース定義
- 第16回 システム設計デザインレビュー
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成績の評価 |
【基準】
ソフトウェアの開発工程を理解し、システム提案書にもとづいたシステム設計と設計書へのまとめがプロジェクト体制によってできることを基準とし、効果的なプレゼンテーションであるかも加味する。
【方法】
プロジェクト進行を対象とした相互評価(60点)、システム設計書(30点)、システム設計プレゼンテーション(10点)を合計し100点満点で成績評価を行い、60点以上を合格とする。
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教科書・参考図書 |
教科書:ずっと受けたかったソフトウェアエンジニアリングの新人研修、宇治則孝監修、翔泳社
参考図書:2年前期までの授業で使用した教科書や参考書 |
その他 |
【履修にあたり】
情報システムの企画と導入、プロジェクト型課題実習II、と連結する実習である。
1年時に学習した知識とスキルをもとに実践的な実習を行うため、履修済みのすべての教科目の講義資料を整理して参照できるようにしておくこと。
学生主体のプロジェクト進行となるため、全員が主体性をもってプロジェクトの進行に務めること。
常に他者とコミュニケーションをとり、状況を共有することで協調性をもって作業を進めること。
【この授業・実習に必要な機材】
特になし。
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