科目コード |
3032103 |
科目名 (英語名) |
プロジェクト型課題実習Ⅱ (Project Based Learning Ⅱ)
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対象学科 |
情報システム科 |
開講時期 |
2年 後期 |
担当教員 |
情報システム科全教員 |
単位数 |
6単位 |
開講形態 |
講義, 演習 |
授業概要 |
【目的】
2年前期で開講される情報システムの企画と導入およびプロジェクト型課題実習Iに引き続く講義であり、システム設計および単体テストケース定義にもとづいてソフトウェアシステムを実装するとともに、サービス基盤構築・システムの結合テスト・運用テストを経て、システムを完成させる。この行程をグループワークによって行うことにより、情報システムライフサイクルについての理解を深め、課題に対して能動的に取り組む姿勢、チームワーク、ソフトスキル(コミュニケーションスキル、プレゼンテーションスキル)を網羅した、将来、実践技術者として必要となるスキルを身につける。
【到達目標】
- システム設計書にもとづいて、適切にサービス提供基盤の構築ができる。
- システム設計書にもとづいて、適切にソフトウェアシステムの実装ができる。
- 単体テストケースの定義にもとづいて単体テストを実施し、ソフトウェアの品質を高めることができる。
- システム結合テストケースの定義にもとづいて結合テストを実施し、ソフトウェアの品質を高めることができる。
- システム運用テストケースの定義にもとづいて運用テストを実施し、ソフトウェアの品質を高めることができる。
- システム開発の成果をまとめ、効果的なプレゼンテーションができる。
- プロジェクト体制での実務作業ができ、プロジェクトで行う開発工程の管理ができる。
【科目の位置付け】
システム開発工程において、プロジェクト体制での問題の発見・課題の設定・課題解決の要件定義・システム提案要求の策定・システム提案の策定を行ってシステム提案書をまとめる工程を実践するものであり、育成する人材像と養育の重点事項①・②・③・④・⑤、情報システム科教育目標①・②・③に対応する科目である。
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授業計画 |
【授業の方法】
テーマに即したシステム設計書にもとづいたシステム実装実習をプロジェクト体制によって行う。
【日程】
- 第1回 システム設計書の検証
- 第2回から第10回 ソフトウェアシステムの実装
- 第11回 結合テストケース定義
- 第12回 運用テストケース定義
- 第13回 結合テストの実施とバグ修正
- 第14回 運用テストの実施とバグ修正
- 第15回 システム開発の成果報告プレゼンテーション
- 第16回 各種マニュアルを含んだ納品資料の作成
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成績の評価 |
【基準】
ソフトウェアの開発工程を理解し、システム設計書にもとづいたシステム実装とサービス提供基盤の構築、それらの品質を高めるためのテストが実施できることを基準とし、効果的なプレゼンテーションであるかも加味する。
【方法】
プロジェクト進行を対象とした相互評価(60点)、システム納入における納品資料(30点)、成果報告プレゼンテーション(10点)を合計し100点満点で成績評価を行い、60点以上を合格とする。
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教科書・参考図書 |
教科書:ずっと受けたかったソフトウェアエンジニアリングの新人研修第3版、宇治則孝監修、翔泳社
参考図書:2年前期までの授業で使用した教科書や参考書 |
その他 |
【履修にあたり】
情報システムの企画と導入、プロジェクト型課題実習Iと連結する授業である。
1年時に学習した知識とスキルをもとに実践的な実習を行うため、履修済みのすべての教科目の講義資料を整理して参照できるようにしておくこと。
学生主体のプロジェクト進行となるため、全員が主体性をもってプロジェクトの進行に務めること。
常に他者とコミュニケーションをとり、状況を共有することで協調性をもって作業を進めること。
【この授業・実習に必要な機材】
特になし。
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