科目コード	4011117
科目名 (英語名)	構造力学　Ⅱ (Structural Mechanics Ⅱ)
対象学科	建築環境システム科
開講時期	2年　前期
担当教員	石山良一（外部講師）
単位数	２単位
開講形態	講義, 演習
授業概要	【目的】 建築構造の力学的基礎概念から不静定構造物の応力解析、部材算定方法に至るまでを具体的な例を交えて構造設計の流れ全体を学ぶ。 【到達目標】 建築構造の具体的な力の流れが概念として想定できる。 建築構造部材の基本的な設計検討ができる。 不静定構造物の応力と変形について理解できる。 【科目の位置付け】 建築構造分野の基礎から実践的な解析方法を学ぶものであり、教育・育成の重点目標 ①、育成する人材像と教育の重点事項①、②、③、建築環境システム科教育目標①に対応する科目である。この科目は、建築士試験受験資格取得のための指定科目である。
授業計画	【授業の方法】 教科書およびスライドを用いた講義ならびに演習を行う。 【日程】 第１回 構造力学概要 第２回 木造平面計画・木造耐震設計 第３回 耐震要素配置方法と偏心と剛性 第４回 構造計画・外力 第５回 鉛直部材の応力・基礎の設計法 第６回 各部材の応力・単純梁の応力計算法・座屈とたわみ 第７回 鉄筋ｺﾝｸﾘｰﾄ部材・鉄骨部材の断面算定法 第８回 不静定構造物の応力計算と断面算定・組合せ応力の考え方 第９回 学内建築物耐震調査実習 第10回 構造設計演習１（構造計画）　 第11回 構造設計演習２（応力解析）　 第12回 構造設計演習３（断面算定）　 第13回 構造設計演習４（モデリング）　 第14回 構造設計演習５（まとめ）　 第15回 まとめと試験
成績の評価	【基準】 建築構造の具体的な力の流れと建築構造部材の基本的な設計検討ができるか、不静定構造物の応力と変形について理解しているかを基準とする。 【方法】 期末試験（70点）、演習課題による評価（30点）を合計し100点満点で成績評価を行い、60点以上を合格とする。
教科書・参考図書	教科書：初めての建築構造設計、「建築のテキスト」編集委員会 (編集)、学芸出版社 参考図書：図説　建築構造力学、浅野清昭（著）、学芸出版社
その他	【履修にあたり】 講義内容について、事前に教科書を予習し理解できない内容は整理しておくこと。講義では、配布資料とスライドを見て理解を深め、しっかりノートをとること。講義後は教科書、配布資料、ノートを見返して復習し、不明な点は質問すること。演習課題は、提出期限までに必ず提出すること。 【この授業・実習に必要な機材】 特になし。