科目コード 4021113
科目名
(英語名)
設備施工
(Constraction for Building Service)
対象学科 建築環境システム科
開講時期 2年 前期
担当教員 堤和司
単位数 2単位
開講形態 講義
授業概要 【目的】
設備工事を行う場合、設計図や仕様書は「あり方」を示しており、施工はそれを現実のものにする「やり方」である。設備工事の内容が多様化・複雑化する中で、適正に施工を行うには施工計画に基づき、品質管理・工程管理・安全管理等を的確に行う必要がある。本講義では、それぞれの管理法や空調・給排水の工事施工法について学ぶ。
【到達目標】
  1. 設備工事の仕組みについて説明できる。
  2. 着工前の業務について説明できる。
  3. 5大施工管理(品質・予算・工程・安全・地球環境)の概要について説明できる。
  4. 建築工事に関連する設備工事について、どの様な時期でどの様な注意点があるか説明できる。
  5. 機器搬入据付工事における注意点を説明できる。
  6. 基本的な配管工事やダクト工事の施工法や注意点を説明できる。
  7. 基本的な仕上げ工事について説明できる。
【科目の位置付け】
建築設備分野の基礎を学ぶものであり、育成する人材像と教育の重点項目①、建築環境システム科教育目標②④に対応する科目である。
この科目は、建築士試験受験資格取得のための指定科目である。
授業計画 【授業の方法】
教科書およびスライドを用いた講義を行う。
【日程】
  • 第1回 設備工事の仕組み(発注方式、工事区分、設計図書等)
  • 第2回 施工計画
  • 第3回 施工管理①(工程・予算)
  • 第4回 施工管理②(安全・品質・地球環境)
  • 第5回 共通工事①(躯体関連工事)
  • 第6回 共通工事②(配管工事)
  • 第7回 共通工事③(機器搬入工事)
  • 第8回 空気調和設備工事①(空調機器まわり施工)
  • 第9回 空気調和設備工事②(ダクト工事)
  • 第10回 空気調和設備工事③(配管工事)
  • 第11回 給排水衛生設備工事①(給水設備・給湯設備)
  • 第12回 給排水衛生設備工事②(排水設備・衛生器具設備)
  • 第13回 保温・塗装工事
  • 第14回 試運転調整
  • 第15回 リニューアル
  • 第16回 試験と解説
成績の評価 【基準】
建築設備の施工について、各段階・各種の基本的な管理法を理解しているかを基準とする。
【方法】
試験(80点)、レポート(20点)を合計し100点満点で評価を行い、60点以上を合格とする。
教科書・参考図書 教科書:空気調和・給排水衛生設備 施工の実務の知識、空気調和・衛生工学会編、オーム社
その他 【履修にあたり】
特になし。
【この授業・実習に必要な機材】
特になし。