科目コード 4022106
科目名
(英語名)
建築製図 Ⅱ
(Architectural Drawing Ⅱ)
対象学科 建築環境システム科
開講時期 1年 後期
担当教員 大場徳一郎(外部講師)
単位数 4単位(建築士試験指定科目としての単位数:2単位)
開講形態 講義, 実習
授業概要 【目的】
住宅の設計課題を通じ、住宅の構成要素と各部の計画方法を学び、敷地周辺の分析を含めた設計条件に沿った実践的な設計プロセスを理解する。また、模型作成とプレゼンテーションボード作成による設計作品の提案技法を身に着ける。後半は建築2次元CADで基本設計を行う場合の基礎知識と具体的な操作方法を習得する。
【到達目標】
  1. 住宅設計プロセスを理解し、条件に沿った住宅設計ができる。
  2. 指定されたスケールで住宅模型をつくることができる。
  3. プレゼンテーションパネルを作成することができる。
  4. 建築2次元CADの基本操作ができる。
【科目の位置付け】
建築設計の基本となる住宅設計プロセスと建築2次元CADの操作方法を学ぶものであり、育成する人材像と教育の重点事項①、②、⑥、建築環境システム科教育目標①、③に対応する科目である。
この科目は、建築士試験受験資格取得のための指定科目である。
授業計画 【授業の方法】
設定された敷地に対して各自テーマを定め、担当教員による個別指導を受けながら設計、模型制作を行い、作品をパネルにまとめ講評会で発表する。後半は、CAD室のPCで2次元CADの操作方法を学び住宅設計作品をCAD図面化する。
【日程】
  • 第1回 設計課題説明、敷地調査
  • 第2回 敷地模型制作
  • 第3回 設計条件の整理と構想
  • 第4回 住宅各部の計画
  • 第5回 設計製図(平面図)
  • 第6回 設計製図(断面図)
  • 第7回 設計製図(立面図)
  • 第8回 模型制作
  • 第9回 プレゼンテーションパネル作成
  • 第10回 講評会
  • 第11回 建築2次元CADの基本操作(1)
  • 第12回 建築2次元CADの基本操作(2)
  • 第13回 住宅設計課題CAD入力(1)
  • 第14回 住宅設計課題CAD入力(2)
  • 第15回 住宅設計課題CAD入力(3)
成績の評価 【基準】
住宅設計課題の提出内容、講評会の発表内容から住宅設計プロセスを理解しているかを基準とする。
【方法】
住宅設計課題とCAD製図課題の提出が評価の前提要件である。 実習態度、住宅設計課題、講評会の発表内容を総合的に100点満点で評価し60点以上を合格とする。
教科書・参考図書 教科書:建築設計教室建築設計教育研究会編著彰国社
参考図書:建築設計資料集成日本建築学会編丸善
参考図書:初めて学ぶ建築コンペ・卒業設計、〈建築のテキスト〉編集委員会編、学芸出版社
その他 【履修にあたり】
日頃から建築作品の書籍や雑誌等に触れ、多様な考え方を学ぶとともに、自分の意見を持ち分かりやすく説明できるようにしておくこと。他の学生の作品における考え方・プレゼンテーションにも関心を持つこと。
【この授業・実習に必要な機材】
特に無し