科目コード 4022107
科目名
(英語名)
建築製図 Ⅲ
(Architectural Drawing Ⅲ)
対象学科 建築環境システム科
開講時期 2年 前期
担当教員 江川嘉幸
単位数 4単位(建築士試験指定科目としての単位数:2単位)
開講形態 講義, 実習
授業概要 【目的】
BIM対応の建築3次元CADを用いた課題設計(住宅・公共建築)に取り組み、敷地周辺環境の中でのデザインシミュレーション、構造・材料のシミュレーション、建築イメージの具体化、レンダリング画像とアニメーションによる効果的なプレゼンテーション作成等、BIMツールを積極的に活用することによる効果と、3次元空間を意識した設計について理解を深める。
【到達目標】
  1. 建築の用途を理解し、敷地周辺環境に配慮した設計ができる。
  2. BIM対応の建築3次元CADによるエスキスと設計ができる。
  3. レンダリング画像とアニメーションによるCGプレゼンテーションができる。
【科目の位置付け】
建築設計において重要となっているBIMのスキルを習得するもので、教育・育成の重点目標①、育成する人材像と教育の重点事項①、②、建築環境システム科教育目標①、③、⑥に対応する科目である。この科目は、建築士試験受験資格取得のための指定科目である。
授業計画 【授業の方法】
CAD室でBIM対応の建築3次元CADを使用した建築モデリング手法やデザインシミュレーション方法を実演し、1人1台のCPU環境でサブモニターを見ながら操作技術を習得し設計課題に取り組む。
【日程】
  • 第1回 ガイダンス、BIMの概要、Archicadの操作技術1(BIMモデル作成方法)
  • 第2回 Archicadの操作技術2(BIMモデルを活用した各種図面作成とレンダリング)
  • 第3回 Archicadの操作技術3(他のツールとの連携)
  • 第4回 設計課題「住宅」課題説明、モデリング1
  • 第5回 モデリング2
  • 第6回 モデリング3
  • 第7回 モデリング4
  • 第8回 図面作成とレンダリング
  • 第9回 ウォークスルーアニメーション作成1
  • 第10回 ウォークスルーアニメーション作成2
  • 第11回 ウォークスルーアニメーション作成3
  • 第12回 講評会
  • 第13回 設計課題「複合公共施設」課題説明、モデリング1
  • 第14回 モデリング2
  • 第15回 図面作成とレンダリング
  • 第16回 講評会
成績の評価 【基準】
建築の用途を理解し、敷地周辺環境に配慮した設計ができているか、BIMツールを用いたCGプレゼンテーションボードができているか、ウォークスルーアニメーションの作成方法を理解しているかを基準とする。
【方法】
2つの設計課題の提出が成績評価の要件である。設計作品、講評会の発表内容を100点満点で総合的に評価し、60点以上を合格とする。
教科書・参考図書 教科書:建築設計教室建築設計教育研究会編著彰国社(建築製図 Ⅱに同じ)
参考図書:建築設計資料集成日本建築学会編、丸善
その他 【履修にあたり】
BIMツールの操作技術を確実に習得するため、授業後はテキストを見ながら復習し、不明な点は質問すること。設計課題の作品は、提出期限までに必ず提出すること。
【この授業・実習に必要な機材】
特に無し