科目コード |
4022108 |
科目名 (英語名) |
工作実習 (Training of Pluming)
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対象学科 |
建築環境システム科 |
開講時期 |
1年 後期 |
担当教員 |
堤和司、外部講師 |
単位数 |
4単位 |
開講形態 |
実習 |
授業概要 |
【目的】
建築設備施工の基本となる配管技術について、管加工組立作業を通して身に付ける。更に、各管種の性質を理解し、それぞれの管種に合った適切な加工を行い、与えられた時間内に、精度が高く、漏水の無い作品を作れるようになることを目的とする。
【到達目標】
- 工具を安全に正しく使用することができる。
- 硬質塩化ビニル管の性質を説明できる。
- 硬質塩化ビニル管について、適切な切断・接合・加工ができる。
- 銅管の性質を説明できる。
- 銅管について、適切な切断・接合・加工ができる。
- 配管用炭素鋼鋼管の性質を説明できる。
- 配管用炭素鋼鋼管について、適切な切断・接合・加工ができる。
- 複数の管種で構成されている課題について、それぞれの性質を活かした加工組立ができる。
- 水圧試験ができる。
- 2級技能検定(配管職種)に合格できるような作品を作ることができる。
【科目の位置付け】
建築設備分野の基礎を学ぶものであり、育成する人材像と教育の重点項目①、建築環境システム科教育目標②⑦に対応する科目である。
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授業計画 |
【授業の方法】
実習場において、3種類の材料の加工法(切断・接合)を実施し、複合課題の作成及び水圧試験を行う。また、毎回実習ノート(レポート)の提出を課す。
【日程】
- 第1週(第1・2回) 工具の名称と使い方 作業環境整備 安全作業法
- 第2週(第3・4回) 原寸図の描き方 銅管の性質と切断・接合の方法
- 第3週(第5・6回) 硬質塩化ビニル管の性質と切断・接合の方法
- 第4週(第7・8回) 配管用炭素鋼鋼管の性質と切断・接合の方法
- 第5週(第9・10回) 複合課題作成① 水圧試験方法
- 第6週(第11・12回) 複合課題作成② 水圧試験方法
- 第7週(第13・14回) 複合課題作成③ 水圧試験方法
- 第8週(第15・16回) 試験と評価 解説 まとめ
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成績の評価 |
【基準】
3種類の材料の加工法を理解し、その複合課題の作成及び水圧試験の方法を理解しているかを基準とする。
【方法】
試験(80点)、実習ノート(20点)を合計し100点満点で成績評価を行い、60点以上を合格とする。
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教科書・参考図書 |
教科書:当学科偏プリント
参考図書:配管実技教科書、雇用・能力開発機構、雇用問題研究会
参考図書:ここが実技のポイント■課題作成と材料取り、全国管工事業協同組合連合会、三協法規 |
その他 |
【履修にあたり】
本校の基本コンセプトである“モノづくり”の授業であり、興味を持って楽しく取り組もう。
実習前に、課題解説書・実習レポートを見返して、十分に予習すること。
実習後は、その日に行った内容をしっかり実習ノートに纏め、疑問点等も記載すること。
実習レポートは、毎回期限までに必ず提出すること。
【この授業・実習に必要な機材】
作業帽・作業服・シューズ(実習場用)をしっかり身に付け、実習に相応しい服装で臨むこと。
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