科目コード 4022109
科目名
(英語名)
施工実習
(Training of Equipments Construction)
対象学科 建築環境システム科
開講時期 1年 後期
担当教員 本郷智大、堤和司
単位数 4単位
開講形態 講義, 実習
授業概要 【目的】
工作実習で体得した管工作技術と設備製図で学んだ配管の表現法をもとに、配管の現場施工に必要な施工図を作成し、継手などの資材を拾い出し、グループ毎に与えられた施工実習の課題を完成させる。さらに、施工が完了したら施工状況に基づき竣工図を作成する。
【到達目標】
  1. 配管を立体図で表現できる。
  2. 配管の施工図(平面図・断面図)を描くことができる。
  3. 配管の寸法取りができる。
  4. ねじ切り機を使って管の加工組み立てができる。
  5. 配管の竣工図(平面図・断面図)を描くことができる。
【科目の位置付け】
建築設備分野の基礎を学ぶものであり、育成する人材像と教育の重点項目①、建築環境システム科教育目標②⑦に対応する科目である。
授業計画 【授業の方法】
製図室にて各自施工図(平面図・断面図)を作成し、班毎に代表者の施工図より材料を拾い、実習場にて施工管理・施工を行う。最後に、製図室にて竣工図(平面図・断面図)を作成する。2週間の集中講義となっている。
【日程】
  • 第1日目
  •  第1回 ガイダンス、グループ分け、予定、施工区分
  •  第2回 立体図のかき方
  •  第3回~第4回 立体図演習、立体図による現状配管のスケッチ
  • 第2日目~第4日目
  •  第5回~第16回 施工図(平面図、断面図2ヶ所)
  • 第5日目
  •  第17回~第18回 材料拾い演習、班毎資材リスト作成
  •  第19回~第20回 施工準備、管切断・ねじ切り練習、現状配管解体、資材準備
  • 第6日目~第7日目
  •  第21回~第28回 班毎施工作業(打合せ、材料切断寸法、管切断・ねじ切り、加工組立、管支持他)
  • 第8日目~第10日目
  •  第29回~第40回 竣工図作成(平面図、断面図2ヶ所)、製図板掃除
成績の評価 【基準】
各種図面(立体図・施工図・竣工図)作成や班毎の施工を通し、設備工事(空調配管)に対するプロジェクトチームとしての基本的な役割や進め方を理解しているかを基準とする。
【方法】
施工図・竣工図の完成度、施工中の役割・作業態度・作業内容等を総合的に判断して、100点満点で成績評価を行い、60点以上を合格とする。
教科書・参考図書 教科書:当学科編プリント
その他 【履修にあたり】
全講義の中で一番「実務に近い実習」であり、企業からも高評価を頂いている講義である。日頃からの体調・健康管理をしっかり行い、興味を持って、前向きに取り組むこと。グループ作業になるので、自分の役割を理解し、協力して作業を行うこと。安全最優先。
【この授業・実習に必要な機材】
図面作成時:製図用具
施工実習時:適切な作業帽・作業服・作業靴