科目コード 4022111
科目名
(英語名)
建築設備検査・保守
(Maintenance of Building Facilities)
対象学科 建築環境システム科
開講時期 2年 後期 前半
担当教員 押切剛伸、堤和司、粕谷佐一(外部講師)
単位数 2単位
開講形態 講義, 実習
授業概要 【目的】
近年、建築物は「スクラップ&ビルド」から「ストック」の時代へと移行してきている。また、建築物の長寿命化(60~100年)が謳われる中で、耐用年数が15年程度といわれている設備機器の更新が重要な意味を持つことになる。的確な診断を行い、適正なリニューアルに結びつけることが大変重要である。
そこで、本講義では、実際の機器に触れながら各種設備の診断技法から維持保全・リニューアルも含めた対策技術について学ぶ。
【到達目標】
  1. 設備診断とリニューアルの関係を説明できる。
  2. 設備診断の診断技法と対策技術を説明できる。
  3. 汎用的な設備診断機器を操作できる。
  4. 基本的な腐食反応の理解と様々な腐食分類について説明できる。
  5. 防食方法について説明できる。
  6. ビル管理法に基づく計測項目と計測方法を理解できる。
【科目の位置付け】
建築および建築設備に求められる維持管理のための適切な診断計測技術と、それに伴う知識と技術について実習を通して理解することを目的とする。
授業計画 【授業の方法】
維持管理に必要な講義を行った後、それぞれの分野の実習を行う。
【日程】
  • 第1回 オリエンテーション
  • 第2回 設備診断の現状と必要性
  • 第3回 診断手法と診断業務
  • 第4回 診断の時期とリニューアル計画
  • 第5回 建築物の劣化と腐食1
  • 第6回 建築物の劣化と腐食2
  • 第7回 建築設備配管の劣化と腐食
  • 第8回 埋設管の腐食
  • 第9回 ビル管理法
  • 第10回 防食技術
  • 第11回 診断技術に関する実験
  • 第12回 電気設備の劣化診断
  • 第13回 維持管理・保全に関する実験
  • 第14回 ビル管理法に基づく環境衛生管理実験
  • 第15回 超音波を用いた非破壊計測実験
  • 第16回 まとめ
成績の評価 【基準】
課題提出状況とレポートの採点結果を持って単位認定とする。
【方法】
課題提出(50点)とレポートの採点(50点)合計し100点満点で成績評価を行い、60点以上を合格とする。
教科書・参考図書 教科書:
その他 【履修にあたり】
特になし。
【この授業・実習に必要な機材】
特になし。