科目コード 4031305
科目名
(英語名)
化学
(Chemistry)
対象学科 建築環境システム科
開講時期 1年 前期
担当教員 押切剛伸
単位数 2単位
開講形態 講義
授業概要 【目的】
基礎教養の化学として、高校での化学未修得者も含めた学生に対して、化学に対する理解を深めるために、近年問題視される環境問題の解決のための主役たる化学について学習する。また建築環境システム科に必要とされる環境モニタリングのための基礎的な化学について学ぶ。
【到達目標】
  1. pHの計算および滴定操作における計算ができるようになること。
  2. 環境に関する化学の役割を理解できるようになること。
  3. エネルギーと化学の役割ついて理解できるようになること。
  4. 化学物質としての建築材料を理解できるようになること。
【科目の位置付け】
建築環境システム科に求められ環境技術のベースとなる化学についての基礎を理解し、化学物質から構成される各種建築材料について理解できることを目標とする。
授業計画 【授業の方法】
スライドを用いた講義ならびに演習を行う。
【日程】
  • 第1回 高等学校レヴェルの化学の復習、SI単位による計算の習得、モルの概念、滴定
  • 第2回 人類の金属利用の変遷、銅と鉄、貴金属と重金属
  • 第3回 周期表と元素
  • 第4回 空気の組成と大気汚染、室内空気質、空気中での燃焼反応
  • 第5回 オゾン層破壊と化学
  • 第6回 地球温暖化と化学
  • 第7回 仕事と熱によるエネルギーの変換、化石燃料と代替エネルギー
  • 第8回 水の組成と物理化学的性質
  • 第9回 酸と塩基およびpHの概念、酸性雨の問題
  • 第10回 環境モニタリング
  • 第11回 電子・電池・バッテリー、燃料電池の基礎
  • 第12回 建築材料の化学:コンクリート
  • 第13回 建築材料の化学:鉄鋼材料
  • 第14回 建築材料の化学:セラミック
  • 第15回 建築材料の化学:プラスチック
  • 第16回 建築材料の化学:塗料、接着剤
成績の評価 【基準】
レポートによる評価20点、試験による評価80点(計100点)
【方法】
テスト結果を80点満点とし、レポート評価20点満点都市、合計し100点満点で成績評価を行い、60点以上を合格とする。
教科書・参考図書 教科書:改訂実感する化学地球感動編NTS
その他 【履修にあたり】
特になし。
【この授業・実習に必要な機材】
特になし。