科目コード |
1011106 |
科目名 (英語名) |
工業力学 (Engineering Mechanics)
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対象学科 |
デジタルエンジニアリング科,メカトロニクス科 |
開講時期 |
1年 前期 |
担当教員 |
加藤和憲 |
単位数 |
2単位 |
開講形態 |
講義, 演習 |
授業概要 |
【目的】
各種機器の運動を制御するには、運動を支配する法則を正確に理解する必要がある。つまり、力学の理解が必要不可欠である。工業力学においては身近な力学現象に焦点をあて、微分積分や三角関数など数学の基本的な演習を含めた、力のつりあい式や運動方程式の立て方とその解法について学習する。
【到達目標】
- 力のつりあいについて理解できる。
- 質点の運動について理解できる。
- 運動方程式が理解できる。
- 剛体の回転について理解できる。
- 振動について理解できる。
【科目の位置付け】
機械設計、解析の根幹を成す授業であり、部材の強度、運動を求める基礎となる学問である。育成する人材像と教育の重点事項①、デジタルエンジニアリング科教育目標②、メカトロニクス科教育目標①に対応する科目である。
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授業計画 |
【授業の方法】
教科書を用いた講義ならびに演習問題を行う。
【日程】
- 第1回 力の表し方と力の単位
- 第2回 力の合成分解
- 第3回 力のモーメント
- 第4回 力のつりあい
- 第5回 トラスに働く力
- 第6回 重心の位置
- 第7回 速度、加速度
- 第8回 落体の運動
- 第9回 運動の三法則
- 第10回 運動方程式
- 第11回 すべり摩擦ところがり摩擦
- 第12回 仕事、動力、エネルギ
- 第13回 回転体の力
- 第14回 剛体の回転と慣性モーメント
- 第15回 運動量、力積
- 第16回 振動
- 第17回 まとめと試験
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成績の評価 |
【基準】
力のつり合いの式および運動方程式の立て方、解き方を理解しているかを基準とする。
【方法】
期末試験(100点)を100点満点で成績評価を行い、60点以上を合格とする。
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教科書・参考図書 |
教科書:演習工業力学、一柳信彦・高久和彦、東京電機大学出版局 |
その他 |
【履修にあたり】
高校数学の理解は大前提となるのでしっかり理解しておくこと。事前に教科書を予習しておくこと。授業後は積極的に復習すること。
【この授業・実習に必要な機材】
関数電卓
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