科目コード |
1012101 |
科目名 (英語名) |
基礎工学実験 (Experiment of Basic Engineering)
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対象学科 |
デジタルエンジニアリング科,メカトロニクス科 |
開講時期 |
1年 前期 |
担当教員 |
山口俊憲、小野寺弘貴、小笠原誠 |
単位数 |
4単位 |
開講形態 |
実験 |
授業概要 |
【目的】
力学などの物理現象を体験すること、目に見えない電気現象の理論を計測器を使って検証すること、および生産工学を理論的に証明することは工学を学ぶ初学者にとって重要である。基礎工学実験では、実験を通して力学をはじめとする物理学的法則や電気的法則を検証し、さらに統計的解析法を習得する。実験にのぞむ姿勢や準備、観察、そして実験後のデータ処理や考察のまとめ方など、これから技術者として必要となる素地を学ぶ。
【到達目標】
- 力学などの物理現象を観察し、その現象や法則を論理的に説明できる。
- 測定器を使って電気回路を解析し、回路の基礎理論を説明できる。
- 部品の状態を生産工学の理論および統計的手法で説明できる。
- 実験の目的、方法、理論、実験装置、実験結果、考察などを再現性のあるレポートとしてまとめることができる。
- レポートの内容をプレゼンテーションにより系統立てて説明し、質疑応答に応じることができる。
【科目の位置付け】
専門分野の基礎を学ぶものであり、育成する人材像と教育の重点事項①②⑥、デジタルエンジニアリング科教育目標②、メカトロニクス科教育目標①⑥に対応する科目である。
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授業計画 |
【授業の方法】
使用ツール:統計実験用具、動作解析実験用具、
授業形式:実験、レポート、発表
【日程】
- 第1回 講義概要、実験の基本、レポートのまとめ方
- 第2回 レポートのまとめ方と簡易レポートの提出
- 第3回 実験誤差、ばらつきの定量化(小野寺)
- 第4回 統計的品質管理、統計処理(山口)
- 第5回 統計実験(分布、統計量)
- 第6回 品質統計管理実験(管理図)
- 第7回 動作解析実験
- 第8回 発表会
- 第9回 ばねの伸びと力
- 第10回 振動
- 第11回 摩擦
- 第12回 発表会
- 第13回 密度の測定
- 第14回 ニュートンリング
- 第15回 線膨張係数の測定
- 第16回 発表会
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成績の評価 |
【基準】
安全に実験を行い、各実験テーマについて仮説・検証・考察を行い、それらをレポートとしてまとめ、発表、そして質疑応答ができること。
【方法】
各実験テーマのレポートとプレゼンテーションによる評価(100%)
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教科書・参考図書 |
教科書:新版品質管理のための統計的方法入門、鐡健司、日科技連
参考書:基礎から学ぶ品質工学、小野元久、日本規格協会 |
その他 |
【履修にあたり】
実験は1人ではなく、班に分かれて協同で取組みます。実験をせずにレポートの作成、あるいはプレゼンテーションは出来ないので必ず出席すること。レポートの提出期限を厳守すること。レポートの添削後は返却するので再提出すること。
【この授業・実習に必要な機材】
関数電卓
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