科目コード 1021101
科目名
(英語名)
機構学
(Mechanism)
対象学科 デジタルエンジニアリング科,メカトロニクス科
開講時期 1年 前期
担当教員 小笠原誠
単位数 2単位
開講形態 講義
授業概要 【目的】
機械システムに目的の動作を行わせるには、運動伝達要素のしくみを理解し適切に組合せ、アクチュエータの能力を効果的に発揮させることが必要である。機構学では、機械によく用いられる機構の原理と運動の伝達方法について学ぶ。
【到達目標】
  1. リンク機構の種類と特徴を説明できる。
  2. 機構の変位、速度、加速度の関係がわかる。
  3. 機械システムに目的の運動を行わせるためのカム機構の設計ができる。
  4. 巻掛け伝動装置の種類と特徴がわかる。
【科目の位置付け】
機械工学の基礎を学ぶものであり、育成する人材像と教育の重点事項①とデジタルエンジニアリング科教育目標①、メカトロニクス科教育目標①に対応する科目である。
授業計画 【授業の方法】
教科書およびスライドを用いた講義ならびに演習を行う。
【日程】
  • 第1回 機構、節と対偶、機素
  • 第2回 対偶の自由度、
  • 第3回 連鎖、固定連鎖、限定連鎖、不限定連鎖
  • 第4回 機構の自由度、平面運動機構の自由度、
  • 第5回 空間運動機構の自由度
  • 第6回 並進運動と回転運動、らせん運動速度
  • 第7回 角速度、角加速度、不等速回転運動(接線加速度、法線加速度)
  • 第8回 瞬間中心、永久中心、固定中心、瞬間中心の数
  • 第9回 3瞬間中心の定理、
  • 第10回 機構の速度・加速度、移送法、連節法
  • 第11回 4節回転連鎖、グラスホフの定理
  • 第12回 思案点、死点
  • 第13回 てこクランク機構、両クランク機構、両てこ機構巻掛け伝動装置カム機構
  • 第14回 カムの種類、カム線図、輪郭曲線
  • 第15回 カムによる等速度運動・等加速度運動、緩和曲線圧力角と基礎円、偏心カム
  • 第16回 まとめと試験
成績の評価 【基準】
機構の種類と特徴、運動の軌跡を理解しているかを基準とする。
【方法】
期末試験により100点満点で成績評価を行い、60点以上を合格とする。
教科書・参考図書 教科書:よくわかる機構学 萩原芳彦 編著オーム社
その他 【履修にあたり】
特になし
【この授業・実習に必要な機材】
関数電卓