科目コード |
1022102 |
科目名 (英語名) |
機械工作実習 II (Training of Machining II)
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対象学科 |
デジタルエンジニアリング科,メカトロニクス科 |
開講時期 |
1年 後期 |
担当教員 |
加藤和憲,庄司英明,木村昇之介,外部講師 |
単位数 |
4単位 |
開講形態 |
実習 |
授業概要 |
【目的】
山形県内における機械部品製造業のほとんどの企業は、数値制御工作機械による精密加工を行っている。精密部品の加工方法を知ることは、機械システムを設計する上で不可欠である。機械工作実習IIでは、各種のNC工作機械のプログラミングと実加工、フライス盤を用いたより高度な加工について学ぶ。
【到達目標】
- 部品図を見てマシニングセンタのプログラミングができる。
- マシニングセンタの段取りができる。
- マシニングセンタの加工ができる。
- 部品図を見てNC旋盤のプログラミングができる。
- NC旋盤の段取りができる。
- NC旋盤の加工ができる。
- ワイヤ放電加工のプログラミングソフトウェアの操作ができる。
- ワイヤ放電加工機の段取りができる。
- ワイヤ放電加工機の加工ができる。
- より高度なフライス盤の加工ができる。
- 各NC工作機械の安全作業ができる。
【科目の位置付け】
機械工作法の基礎を学ぶものであり、育成する人材像と教育の重点事項①、③、デジタルエンジニアリング科教育目標③、メカトロニクス科教育目標①に対応する科目である。
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授業計画 |
【授業の方法】
機械工作に関する実習である。4テーマのうち3テーマを選択し、班編成でローテーションする
【日程】
- 第1回 NC旋盤のプログラム講義1
- 1.NC旋盤の概要
- 2.座標系と機械基準点
- 3.プログラムの構成
- 4.移動指令方法
- 5.プログラムの基本事項
- 6.主軸機能、送り機能、工具機能、準備機能、補助機能
- 7.安全における要点
- 第2回 NC旋盤のプログラム講義2
- 1.自動刃先半径補正
- 2.プログラム作成課題
- (R、面取り、外径切削荒加工、外径切削仕上げ加工、内径切削荒
- 加工、内径切削仕上げ加工、単一固定サイクル)
- 第3回 マシニングセンタ プログラム解説(フェイスミル、エンドミル、固定サイクル)
- 第4回 マシニングセンタ 段取りと操作練習
- 第5回 マシニングセンタ 全工程空運転
- 第6回 マシニングセンタ 全工程実加工
- 第7回 NC旋盤 プログラム作成と段取り作業1
- (材料/工具/取付具の取付、マニュアル操作等)
- 第8回 NC旋盤 プログラム作成と段取り作業2
- (工具補正値入力、ワーク原点設定、MDI)
- 第9回 NC旋盤 プログラム作成と段取り作業3
- (プログラムチェック、テストカット、補正値入力、本切削)
- 第10回 NC旋盤 プログラム作成と段取り作業4
- (爪付け替え、プログラムチェック、テストカット、補正値入力、
- 本切削)
- 第11回 ワイヤー放電加工 加工プログラミング
- 第12回 ワイヤー放電加工 実加工1
- 第13回 ワイヤー放電加工 実加工2
- 第14回 ワイヤー放電加工 加工物の寸法測定
- 別班 第1回 汎用フライス盤 課題説明
- 別班 第2回 汎用フライス盤 勾配溝加工
- 別班 第3回 汎用フライス盤 勾配段加工
- 別班 第4回 汎用フライス盤 U字溝、段加工
- 第15回 まとめと製作物の評価
- 第16回 まとめと作業手順書の作成
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成績の評価 |
【基準】
各作業に対する理解度と、課題製作物の完成度を基準とする。
【方法】
実習参加態度(20点)と加工品の完成度(80点)各班の平均による評価をおこなう。100点満点で成績評価を行い、60点以上を合格とする。
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教科書・参考図書 |
教科書:各作業の配布資料 |
その他 |
【履修にあたり】
各作業においては作業服、安全靴、安全帽、保護眼鏡を着用すること。
【この授業・実習に必要な機材】
作業服、安全靴、安全帽、保護眼鏡、関数電卓
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