科目コード 1031301
科目名
(英語名)
数学Ⅰ
(MathematicsⅠ)
対象学科 デジタルエンジニアリング科,メカトロニクス科
開講時期 1年 前期
担当教員 遠藤龍介(外部講師)
単位数 2単位
開講形態 講義
授業概要 【目的】
本科目は線形代数学の入門である。線形代数学は連立1次方程式を解く理論として発達し、今日では理系学生が学ぶべき必須の科目となっており、自然科学、社会科学において広範囲に応用されている。授業においては線形代数学の基礎的な概念を習得し、多くの演習問題を通して理論全体の考え方を実感し、基礎演習を踏まえて応用問題が解けるようにする。
【到達目標】
  1. ベクトルと行列に関し、定義を理解し公式を使うことができる。
  2. ベクトルの計算ができる。
  3. 行列の計算ができる。
  4. 行列式の計算ができる。
  5. 行列を用いて様々な問題を解くことができる。
【科目の位置付け】
数学の基礎知識を学び、技術者に必要な数学的能力を身に付けるものであり、育成する人材像と教育の重点事項①に対応する科目である。
授業計画 【授業の方法】
教科書や配布プリントにもとづき,板書・スライドによる講義,および演習を行う.
【日程】
  • 第1回 ガイダンス,線形代数とは
  • 第2回 ベクトルの演算(和・スカラー倍)
  • 第3回 ベクトルの演算(内積・外積)
  • 第4回 行列と列ベクトル,行ベクトル,行列の和・差・スカラー倍
  • 第5回 行列の積
  • 第6回 正則行列と逆行列
  • 第7回 行列式と連立1次方程式のクラメルの公式
  • 第8回 まとめと中間テスト
  • 第9回 行列式の性質
  • 第10回 行列の基本変形と行列式
  • 第11回 基本変形による連立1次方程式の解法
  • 第12回 線形変換と行列
  • 第13回 正方行列の固有値と対角化
  • 第14回 まとめと期末テスト
  • 第15回 テスト解説と補足
成績の評価 【基準】
ベクトル・行列・行列式の種々の基本的な計算ができ、行列や行列式を様々の問題に応用できることを基準とする。
【方法】
中間テスト(30点)、期末テスト(30点)、レポート・小テスト(20点)、授業参加態度(20点)の合計で成績評価を行い、60点以上を合格とする。
教科書・参考図書 教科書:上野健爾(監修),線形代数(第2版)(高専テキストシリーズ),森北出版
参考書:ヨビノリたくみ「予備校のノリで学ぶ線形代数」東京図書
その他 【履修にあたり】
見慣れない記号に戸惑うかもしれません。復習をきっちりやって慣れてください。
【この授業・実習に必要な機材】
特になし