科目コード 1122103
科目名
(英語名)
射出成形加工実習
(Training of Mold Injection)
対象学科 デジタルエンジニアリング科
開講時期 2年 後期 前半
担当教員 庄司英明
単位数 4単位
開講形態 実習
授業概要 【目的】
射出成形加工は、現在のプラスチック製品製造の主流となっている。この実習では、金型設計実習において設計し、金型加工実習により製作した金型を成形機に取り付け、成形条件など、射出成形加工に必要な技術を習得する。また、成形加工において発生する不良現象を観察し、原因と対策、金型設計の問題などを考察する。
【到達目標】
  1. 射出成形機の構造と動作がわかる。
  2. 射出成形機の操作ができる。
  3. 成形不良の対策を検討し、成形条件を決定できる。
【科目の位置付け】
射出成形加工の基礎について学ぶものであり、育成する人材像と教育の重点事項①、②、③、機械システム系デジタルエンジニアリング科教育目標③に対応する科目である。
授業計画 【授業の方法】
スライドと射出成形機を用いた演習を行う。
【日程】
  • 第1回 成形前の金型調整と確認
  • 第2回 射出成形の基礎と安全作業
  • 第3回 金型取付、配管作業
  • 第4回 箱型乾燥機、温度調節器の取り扱い
  • 第5回 成形機の各部の機能説明
  • 第6回 運転前の確認と起動
  • 第7回 型締め力、計量値の計算、冷却時間
  • 第8回 成形準備
  • 第9回 パージング
  • 第10回 型開閉プログラム設定・エジェクタプログラム設定
  • 第11回 計量プログラム設定、充填・保圧プログラム設定
  • 第12回 トライ成形
  • 第13回 金型調整
  • 第14回 ショートショット法、樹脂流動解析との比較
  • 第15回 ゲートシール時間の計測
  • 第16回 成形不良と対策
  • 第17回 品質管理
成績の評価 【基準】
ショートショット法、ゲートシール時間の計測により適切な成形条件を判断し、成形不良の対策ができるかを基準とする。
【方法】
レポート(80点)と授業参加態度(20点)を合計し、100点満点で成績評価を行い、60点以上を合格とする。
教科書・参考図書 教科書:絵とき射出成形基礎のきそ横田明日刊工業新聞社
参考図書:射出成形加工のツボとコツQ&A横田明日刊工業新聞社
参考図書:射出成形加工のトラブル対策深沢勇日刊工業新聞社
参考図書:射出成形加工の不良対策有方広洋日刊工業新聞社
その他 【履修にあたり】
作業手袋、作業服、安全靴、安全帽を着用すること
【この授業・実習に必要な機材】
作業手袋、作業服、安全靴、安全帽