科目コード 1122105
科目名
(英語名)
金型設計実習
(Training of Die and Mold Design)
対象学科 デジタルエンジニアリング科
開講時期 2年 前期 後半
担当教員 加藤和憲,庄司英明,来次浩之(外部講師)
単位数 6単位
開講形態 実習
授業概要 【目的】
射出成形用金型・プレス金型の製作には高い加工精度と精密な機構設計が求められる。この実習では、金型の構想設計からベース・入れ子の詳細設計までを行なう。
【到達目標】
  1. 三次元CADによる射出成形金型の製品設計ができる。
  2. 三次元CADによる射出成形金型のベースのレイアウト設計ができる。
  3. 三次元CADによる射出成形金型の入れ子設計ができる。
  4. CAEを活用し適切なゲート位置、エアベントなどを設計できる。
  5. 三次元CADによるプレス金型の製品設計ができる。
  6. 三次元CADによるプレス金型のダイ・パンチの設計ができる。
  7. 二次元CADによるベースの部品図を作成することができる。
  8. 二次元CADによるベースの組立図を作成することができる。
  9. 二次元CAD・三次元CADによるプレス金型の展開図・レイアウト図を作成できる。
  10. 金型製作までのスケジュール管理ができる。
【科目の位置付け】
デジタルエンジニアリング科の総合製作課題を設計する授業である。育成する人材像と教育の重点事項①、②、③、④、⑤、デジタルエンジニアリング科教育目標①、②に対応する科目である。
授業計画 【授業の方法】
学生、教員が議論しながら、射出成形金型とプレス加工金型を設計する。
【日程】
  • 第1回 プレス金型の構想
  • 第2回 射出成形金型の構想
  • 第3回 プレス機械の仕様
  • 第4回 射出成形機の仕様
  • 第5回 プレス製品仕様の決定
  • 第6回 射出成形製品仕様の決定
  • 第7回 プレス製品デザインレビュー
  • 第8回 射出成形製品デザインレビュー
  • 第9回 プレス金型構造の決定
  • 第10回 射出成形金型構造の決定
  • 第11回 プレス金型構造の決定
  • 第12回 射出成形金型構造の決定
  • 第13回 三次元CADによるプレス製品モデル設計
  • 第14回 三次元CADによる射出成形製品モデル設計
  • 第15回 成形材料と収縮率を考慮した入れ子のモデル及び図面の作成
  • 第16回 打ち抜きとクリアランスを考慮したアレンジ図・展開図の作成
  • 第17回 単発金型レイアウト図作成
  • 第18回 二次元CADによるプレス金型詳細設計(部品図および組立図)(1)
  • 第19回 二次元CADによるプレス金型詳細設計(部品図および組立図)(2)
  • 第20回 二次元CADによるプレス金型詳細設計(部品図および組立図)(3)
  • 第21回 三次元CADによる射出成形金型詳細設計(1)
  • 第22回 三次元CADによる射出成形金型詳細設計(2)
  • 第23回 三次元CADによる射出成形金型詳細設計(3)
  • 第24回 工程設計
成績の評価 【基準】
実習中の課題の作成状況と理解度を基準とする。
【方法】
平常点(30点)、課題提出物(70点)を合計し100点満点で成績評価を行い、60点以上を合格とする。
教科書・参考図書 参考書:現場の即戦力プラスチック成形金型設計の基本実務福島有一技術評論社
その他 【履修にあたり】
特になし
【この授業・実習に必要な機材】
特になし