科目コード 1221103
科目名
(英語名)
電子工学
(Electronics)
対象学科 メカトロニクス科
開講時期 2年 前期 前半
担当教員 舩見洋祐
単位数 2単位
開講形態 講義
授業概要 【目的】
今日、民生機器や通信分野をはじめとする急速な技術発展は著しい。その技術を担うのがディジタル技術である。我々の身の回りの機器はディジタル化の傾向にあり、一部を除いてアナログ機器は消えつつある。本講義では、ディジタル機器を構成する基本的なディジタル回路について学ぶ。
【到達目標】
  1. 10進数と2進数および16進数の数体系において、相互に変換できる。
  2. 命題から真理値表を作成し、簡単化された論理式を導ける。
  3. 論理式をデジタルICを用いて回路化できる。
【科目の位置付け】
メカトロニクス科の教育目標である③および④を達成するために必須の科目である。
授業計画 【授業の方法】
基本的に教科書の内容に即して講義を進める。毎講義の始めに小テストを実施し、成績評価に加える。講義の板書ノートも成績評価の対象とする。
【日程】
  • 第1回 10進数、2進数、16進数といった数体系
  • 第2回 数体系の相互変換
  • 第3回 2進数の演算、補数による演算
  • 第4回 基本論理ゲートの真理値表、論理式、論理回路図
  • 第5回 基本論理ゲートを組合わせた論理式の真理値表と論理回路図
  • 第6回 ブール代数、ド・モルガンの定理による論理式の簡単化
  • 第7回 カルノー図による論理式の簡単化
  • 第8回 中間試験と解説
  • 第9回 符号・複号器、データセレクタなどの組合せ回路
  • 第10回 加算器や減算器といった算術演算回路
  • 第11回 フリップフロップ
  • 第12回 カウンタ
  • 第13回 レジスタ
  • 第14回 カウンタ回路の設計
  • 第15回 デジタルICによるデジタル回路の回路化
  • 第16回 期末試験と解説
成績の評価 【基準】
数体系の相互変換ができ、目的とする回路を命題化しディジタルICを用いてその回路を設計できる。
【方法】
小テストと板書ノートの評価を150点満点、中間試験と期末試験の評価をそれぞれ100点満点とする。これらの合計点を3.5で除し、60点以上を単位認定とする。
教科書・参考図書 教科書 : よくわかるディジタル回路 改訂新版、春日健、電気書院(2024)
その他 【履修にあたり】
小テストを採点し返却するので、間違いを訂正して再提出すること。板書ノートも成績評価の対象なので、積極的に板書すること。
【この授業・実習に必要な機材】
本科目専用の大学ノートもしくはバインダー付きのルーズリーフ