科目コード |
1232101 |
科目名 (英語名) |
生産システム実習I (Training of Manufacturing System I)
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対象学科 |
メカトロニクス科 |
開講時期 |
2年 後期 前半 |
担当教員 |
山口俊憲 |
単位数 |
2単位 |
開講形態 |
講義, 実習 |
授業概要 |
【目的】
生産ラインにおける問題点を明らかにし、QCDS(品質・コスト・納期・安全)の改善活動を行うために必要な分析方法とその改善方法を提案できるスキルの習得を目指す。改善方法の一つとしてロボットやデジタル技術の活用も考慮できるようにする。また、安全性と効率性を両立した現場づくりの考え方について理解する。
【到達目標】
- 動作解析を実施し、作業改善を行うことができる。
- 工程分析を実施し、工程改善を行うことができる。
- 動作分析、工程分析を通して、流れ作業による生産とセル生産の違いについて説明できる。
- 新QC7つ道具を使って、生産現場における課題の整理ができる。
- デザイン思考に基づく戦略的な改善の手法について説明できる。
- FMEAを行うことができる。
- 事故原因の分析結果に基づき,工学的な対策を立てることができる。
- 産業用ロボットの基本操作ができる。
【科目の位置付け】
専門分野の基礎を学ぶものであり、育成する人材像と教育の重点事項①②③⑤⑥⑧、メカトロニクス科の教育目標①⑤⑥に対応する科目である。
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授業計画 |
【授業の方法】
使用ツール:スライド、ICT、模擬生産ライン実習装置、産業用ロボット
授業形式:講義,実習,ディスカッション,グループワーク,プレゼンテーション
【日程】
- 第1回 講義・実習概要
- 第2回 模擬生産ライン改善実習(1)改善前生産検討
- 第3回 模擬生産ライン改善実習(2)改善前生産
- 第4回 模擬生産ライン改善実習(3)改善検討1
- 第5回 模擬生産ライン改善実習(4)改善検討2
- 第6回 模擬生産ライン改善実習(5)改善検討2と改善後生産
- 第7回 模擬生産ライン改善実習(6)改善後生産のレポート作成
- 第8回 模擬生産ライン改善実習(7)セル生産検討
- 第9回 模擬生産ライン改善実習(8)セル生産とレポート作成
- 第10回 デザイン思考(1)概要
- 第11回 デザイン思考(2)エクスペリエンスビジョン
- 第11回 エクスペリエンスビジョン演習
- 第12回 エクスペリエンスビジョン演習
- 第13回 FMEA
- 第14回 FMEA
- 第15回 新QC7つ道具
- 第16回 新QC7つ道具
- 第17回 ロボット操作
- 第18回 ロボット操作
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成績の評価 |
【基準】
現場の生産改善を行うための基本的な考え方や分析手法に基づく改善提案と実際の改善を進められること、また、現代社会に適した改善戦略を示すための考え方を理解しているかを基準とする。
【方法】
模擬生産ライン実習(60%)、試験(30%)、レポート(10%)
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教科書・参考図書 |
教科書:配布資料
参考書:「IE手法入門,永井一志他,日科技連」,「IEの強化書、日本IE協会、日刊工業新聞社」 |
その他 |
【履修にあたり】
基礎工学実験、生産工学で配布された資料を活用すること。
【この授業・実習に必要な機材】
特になし
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