トピック

2024年9月27日(金)第19回若年者ものづくり競技大会に参加しました

令和6年8月1日(木)に群馬県高崎市で開催された第19回若年者ものづくり競技大会メカトロニクス職種に、今年も参加しました。今年は課題が難しく、各校も対応に苦慮していたことが予想され、参加校が23校と例年よりも若干少ない大会でした。

今年からはソフトウェアのルールが見直されたことにより、ハードウェアに重きをおいた課題が設定されました。このためハードウェアの組立ができれば、良い結果が出ると期待しましたが、想像以上に組立が難しく、今年も完成には至りませんでした。

しかしながら、FA機器の組立・調整・制御が難しいということを知ることができただけでも、参加した学生にとっては良い経験になったと思います。この経験を社会に出てから、役立ててもらいたいです。

2024年3月6日(水)産業人材育成論 企業様からの工場見学と講義のご紹介

令和6年1月17日(水)と2月29日(木)の2回にわたり、株式会社IBUKI(西村山郡河北町)様より、機械システム系1年の産業人材育成論として工場見学および講義を実施していただきました。

・第1回目(2024.1.17)
株式会社IBUKI様本社において、工場見学とグループワークによる講義を実施していただきました。学生にとっては、座学では学ぶことができない実際のものづくり現場、製品と金型を見学させていただき大変勉強になったようです。 また、何より大切なこととしての5Sと安全や、職業人としての考え方、自分の思い・考えを伝えることの難しさなど、気づきがある貴重な経験をさせていただくことができました。

2024.1.17 (株)IBUKI本社前にて

・第2回目(2024.2.29)
第2回目の講義では、日本の景気の状況、山形県内の企業の数と状況、何を基準に企業を選ぶか、学生と社会人の違い、年収と手取りの違い、税金と社会保険料など、いよいよ就職活動が本格化する1年生にとって大変重要となる内容について講義をいただきました。グループワークによる発表や、具体的な数値を参考にご説明いただいたことで、より興味をもって取り組むことができたようです。

2024.2.29(産業技術短大35教室において)

企業様からのご講義は、普段我々教員がなかなか伝えることができない貴重なものと考えております。 工場見学と授業にあたり、多くの準備時間とご配慮、そして作業中にも関わらずご説明いただきました株式会社IBUKIの社員の皆様に、この場をお借りし深く感謝申し上げます。
誠にありがとうございました。

2023年8月1・2日 第18回若年者ものづくり競技大会メカトロニクス職種に参加しました

令和5年8月1日・2日に静岡県のツインメッセ静岡で開催された、若年者ものづくり競技大会メカトロニクス職種に、デジタルエンジニアリング科の奥山智覇と森谷眞大が参加しました。職種はメカトロニクスですが、昨年に引き続き、デジタルエンジニアリング科の2名がチャレンジしました。参加25チームのうち、標準時間内ギリギリで作業が終了したチームが1チームだけという難しい課題だったため、最後まで頑張りましたが、残念ながら完成させることができませんでした。

2023年7月23日(日) 夏のオープンキャンパスを開催しました

7月23日(日)に夏のオープンキャンパスを開催しました。メカトロニクス科では学科説明・施設見学と体験授業を実施しました。体験授業は「協働ロボットの安全な操作・活用」と「自動化機器のリモート制御」というタイトルで、参加した生徒の皆さんに最新のインタフェースを備えた協働ロボットの動作プログラミングやPLCによる制御について、メカトロニクス科2年生の指導の下で理解を深めてもらいました。

2023年6月30日(金) メカトロアイデアコンテスト実技講習会を開催しました

6月30日(金)、新庄神室産業高校にてメカトロアイデアコンテストの指導にあたる工業高校の教員の方々に対し、本校メカトロニクス科奥山教授が今年の課題に対する技術的なポイントを解説する実技講習会を行いました。各工業高校の教員の方々は、非常に難しい課題を生徒と一緒に解決し、より良いロボットを製作してもらいたいと思います。また、生徒達には、このロボット製作を通して、さらにものづくりに興味をもってもらえればと思いました。

この科が目指すこと

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メカトロニクス科では、ロボットや自動化機器を作ることができる技術者を育成します。工場では多くのロボットや自動化機器が稼働し、製品が自動的に作られています。これらの設備を作るには、機械の設計、部品の加工・組立、電子回路、正しく動かすための制御プログラムの知識が必要です。これらの知識を身に付けるため、コンピュータを活用したカリキュラムを展開しています。さらに、実際にロボットや自動化機器を製作し、動作させる実習もしています。

この科の特徴


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私たちの身の回りにある製品は、製品企画、CADによる設計、コンピュータ制御による加工・自動組み立てなど、機械と電気・電子技術を統合したメカトロニクス技術によって作られています。メカトロニクス科では、機械工学と電気・電子の技術を学び、電子回路の設計・製作およびPLCを用いた自動化機器の制御など多様化するものづくりのニーズに対応する実践技術者を育成します。

カリキュラム

デジタルエンジニアリング科とメカトロニクス科では、約半数を機械システム系共通授業として開講します。1年次の後半から徐々に、それぞれの科別カリキュラムに分かれます。また、2年次の後半から始まる卒業研究では、学生が研究テーマを選択することができ、専門的・複合的な知識や技術の習得を目指します。

 

CAD/CAE実習

電子回路設計実習

メカトロニクス実習

取得できる資格

取得可能資格 在学中に取得実績のある資格
・機械加工技能士
*技能照査合格により学科試験免除になります。
・機械加工技能士
(普通旋盤、フライス盤、マシニングセンタ)
・電子機器組立て技能士
・電気機器組立て技能士
・機械保全技能士

卒業後の進路

機械システム系は学習分野が広いため,就職先で担当する仕事も多岐に渡ります。ここではその例をメカトロニクス科の卒業生からの声とともに紹介します。

設計開発

私は本校に在学中、メカトロニクス科に所属し、力学、機械加工、CADなど幅広い知識を習得しました。また実習のロボット製作を通じて、より実践的な経験を得ることができました。これら本校で得た知識・経験が、現在備わっている工場の自動化設備の開発・設計という非常に高度な業務を遂行するための基礎になっていると感じます。とてもやりがいがあり、日々成長していることを実感できるこの仕事にこれからも携わっていきたいと思います。

生産技術

私は現在、自動車生産設備の新技術開発を担当しています。必要な知識・技術は機械・電気・電子・ソフトウェアとメカトロ全般です。在学中は、設計、プログラミング、カイゼンなど直接今の仕事に繋がる科目を勉強しました。
私の経験から、将来どのような仕事に就きたいかも大事ですが、学校で何を学ぶかということの方が重要だと考えます。産業技術短大では様々な分野の基礎知識や技術を学べます。これにより、多くの技術・技能の引出しを作る事ができ、未知の技術へ挑む時に困難な状況となっても、それを乗り越える力を身に付けることができます。

ソフトウェア開発

私は高校で学んだ機械の分野に加え、新たにコンピュータ制御系の知識や技術を身につけたいと考え、メカトロニクス科に進学しました。現在ソフトウェア開発の仕事に携わっていますが、在学中に学んだメカトロニクスの知識や経験が日々の業務に生かされていると実感しています。二年間という短い期間ですが、その分とても濃い内容の充実した時間を過ごせる環境だと思います。

機械加工、設備保全、大学校への進学、その他

主な就職先

芦野工業株式会社 株式会社荒井製作所 HMTシステムエンジニアリング株式会社山形工場 株式会社遠藤製作所
オプテックス工業株式会社 株式会社片桐製作所 株式会社カネト製作所 株式会社かわでん
サンフウ精密株式会社 株式会社管製作所 クロチュウ株式会社 啓装工業株式会社山形工場
京浜パネル工業株式会社山形工場 ケミコン山形株式会社 光洋技研株式会社山形工場 株式会社三協製作所山形工場
サンリット工業株式会社 株式会社鈴木製作所 株式会社スペリア タムス・ファームウェアー株式会社
TPR工業株式会社 株式会社でん六 東ソー・クォーツ株式会社 株式会社デンソーFA山形
日東ベスト株式会社 日本電子山形株式会社 株式会社ハッピージャパン 株式会社ハッピープロダクツ
パナソニック株式会社山形工場 株式会社マイスター ミクロン精密株式会社 株式会社メドテック
八千代田精密株式会社 株式会社山本製作所(寒河江市) 日産自動車株式会社 フジテック株式会社

主な進学先

東北職業能力開発大学校 生産機械システム技術科 関東職業能力開発大学校 生産電子システム技術科
学科紹介