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この科が目指すこと

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快適で安全な居住環境を創造するために基本となる空気・水・熱などの環境要素の調整技術を学び、地球規模で求められる省エネルギー環境負荷低減技術を利用した、建築や建築設備の設計・施工管理・メンテナンスができる実践技術者、特に設備のわかる建築技術者建築のわかる設備技術者の育成を目指しています。

この科の特徴

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建物で使用するエネルギー消費の増加は大変な社会問題となっており、地球環境にも大きな影響を与えています。建物の省エネルギー化が課題となる中で、エネルギー消費を抑えるための知識や技術を学び、地球にやさしい建物づくりができる技術者が求められています。建築環境システム科は、全国でも数少ない建築設備工学の教育機関であり、建物のシステム全体をハード・ソフト両面に渡りバランスよく学ぶ事ができます。また、BIM対応3次元CADをはじめコンピュータ教育に力を入れており、建設業界で高度にICT利活用ができる実践技術者を育成します。

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カリキュラム

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建築環境システム科のカリキュラムは、環境系、建築系、設備系の3つの専門分野で構成されており、実際に“見る”“触れる”“造る”実験・実習を多く取り入れています。そして、各専門分野の講義と実験・実習が密接に結びついて高い学習効果をあげるように工夫されています。また、建設業界で求められる“感性”を養うために、プロの建築家による設計指導や建築技術者による講義を取り入れています。さらに、建築系、設備系それぞれの進路に合わせてより深く実践力を身に付けるための「進路別コース選択制」を導入しています。

実験実習の様子

測量実習

 

環境工学実験

 

総合実習(建築系)

 

建築設備実験

 

制御実習

 

3次元CAD実習

 

製図

 

取得できる資格

取得可能資格・受験資格 関連資格
 

※実務経験0年で受験できます。

 

※上記4職種の
指定学科になっており実務経験が
短縮になります。

 

・技能士(1級・2級)
※技能照査合格により
建築配管作業技能士/冷凍空気調和
機器施工技能士の学科試験が免除に
なります。

・建築設備士

・インテリアコーディネーター
・福祉住環境コーディネーター
・シックハウス診断士
・エネルギー管理士
・マンション管理士
・消防設備士
・カラーコーディネーター
・住環境測定士
・環境計量士
・公害防止管理者
・電気工事士
・電気主任技術者

卒業後の進路

主な就職先

愛和建設 株式会社 太田建設 株式会社 小野建設 株式会社 株式会社
クリエイト礼文
黒澤建設工業 株式会社 弘栄設備工業 株式会社 三建設備工業 株式会社 株式会社 祥建設
千歳建設 株式会社 東北電化工業 株式会社 株式会社 山形環境
エンジニアリング
升川建設 株式会社
株式会社
冷凍技術工業所
山形建設 株式会社 株式会社 山形企業 株式会社 菊地技建
株式会社 市村工務店 沼田建設 株式会社 株式会社 
新庄・鈴木・柴田組
布施建設 株式会社
前田製管 株式会社 株式会社 三晃空調 株式会社 日設 日本ビルコン株式会社
株式会社 ユアテック 渡辺ヒーティング  株式会社 株式会社 本多建設 株式会社 ヤマコン
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建築環境システム科では、開学以来就職希望者の就職率100%を維持しております。就職先は大きく分けて建築系47.5%、設備系48.5%となっております。

令和4年度卒業研究

下記のテーマで卒業研究発表が行われました。

テーマ名
・コンクリート調合設計と実強度についての実験 その7
 〜モルタルのフロー試験と単位容積質量試験について〜
・サステナブル住宅の設計
・窓サッシにおける遮蔽物の防音効果と透過周波数特性
・水耕栽培における種子植物生長の気泡効果と培養液劣化に関する研究
・山形市周辺河川における汚濁指標の実態調査
・食品廃棄物排水の酸素要求量測定
・ダニ由来アレルゲンの室内空気採取方法に関する研究
・大口径排水横管の搬送性能に関する研究 その2 器具排水特性による排水横主管の搬送性能
・潜熱蓄熱材の蓄・放冷特性予測方法
・技能五輪全国大会冷凍空調技術職種課題の製作と作業効率及び寸法精度の向上
・技能五輪全国大会【配管職種】課題における要素作業の分析
・ZEB(ゼロ・エネルギー・ビル)の導入調査と採用可能性の検討
・上山市楢下宿における歴史的建造物並びに町並みの調査

学生の活躍

東北ポリテックビジョン建築系ものづくり競技会で総合優勝

 第21回東北ポリテックビジョン建築系ものづくり競技会(コンクリート技術競技会)が、令和5年2月18日に、宮城県栗原市の東北職業能力開発大学校において開催されました。
 競技の内容は、設定強度に対する正確さを競うニアピン部門と、会場で支給されるセメントと砂の条件から調合設計して練ったモルタルの流動性と質量の正確さを競うフレッシュモルタル部門で、2部門の合計点で順位を決定するものです。
 競技の結果、建築環境システム科2年 石黒叶大さん、井上あすね さん、山田莉功さんのチーム TOP GUNが総合優勝に輝き、表彰式で賞状とメダルを授与されました。

 
 

校外学習

建築環境システム科では授業の一環として、校外学習を実施しております。
実施した校外学習を一部紹介します。

女川見学
東北電力のご厚意により、令和4年7月25日女川原発と女川駅周辺の見学を行いました。
震災の影響がまだ色濃く残る女川ですが、新たに復興している様子がうかがえます。

建築施設見学高畠町米沢市
建築環境システム科では、令和2年2月20日に1・2年生合同の施設見学会を開催しました。今回は、地元の木材を積極的に活用して建設された公共施設にスポットを当て、高畠町立図書館、高畠町立屋内遊戯場、市立米沢図書館・市民ギャラリー(ナセBA)の3施設を見学しました。高畠町の2施設は、本科卒業生が機械設備の設計を担当しており、設計者本人から詳しい説明を受けながら見学することができました。また、高畠町の担当職員から、地元の木材で建設するために事業年度前から木材を調達することに大変苦労されたことや、屋内遊戯施設は、廃校になった中学校の体育館を活用してBOX in BOXという2重構造のリノベーション手法で設計されたこと等、大変貴重な話を聞くことができました。ナセBAは、建築界で権威あるBCS賞を昨年受賞した建物で、館長から、当初予想の2倍以上の利用率で事業目的としていた中心市街地の賑わい再生の役割を果たしているという話がありました。
今回の見学会を通じ、学生達にとって地元の木材活用した公共施設の実践例を学ぶ事ができ、大変有意義な機会になりました。

・高畠町立図書館(設計:パワープレイス株式会社)

・高畠町立屋内遊戯場「もっくる」(設計:パワープレイス株式会社)

・市立米沢図書館・よねざわ市民ギャラリー(設計: 山下設計)

 

建築材料
・山形太平洋生コン株式会社におけるコンクリート試験

・株式会社山形城南木材市場における建築木材及びプレカット工場の見学

・株式会社ムラヤマにおける鉄骨製造工程の見学

環境工学
・環境施設の見学(山形市浄化センター)
活性汚泥法による曝気槽

消化層から排出されるメタンガスタンク及び燃料電池

 

企業実習

令和4年5月16日から20日までの期間で建築環境システム科2年生の企業実習が行われました。
2年生20名が18社の企業で実習を行いました。企業学習の様子を紹介します。

企業実習の様子

・山形建設株式会社での実習の様子

・大泉建設株式会社での実習の様子

・沼田建設株式会社での実習の様子

オープンキャンパス

夏季のオープンキャンパス令和4年7月24日(日)に開催しました。
建築環境システム科では「建築・設備3次元CAD体験」「環境工学実験(色彩)」の2つの体験授業と学生による学科紹介を行いました。
今年度のオープンキャンパスの様子を紹介します。

オープンキャンパスの様子

・学生による建築環境システム科の紹介

・環境工学実験(色彩)体験

学生の活動

令和4年6月3日に2年ぶりに体育祭が開催されました。2年生の成績はふるわなかったのですが、1年生は総合2位に入賞しました。
競技種目はドッジボール、バドミントン、バスケットボールの三種目です。

学科紹介