トピック

2024年3月6日(水)産業人材育成論 企業様からの工場見学と講義のご紹介

令和6年1月17日(水)と2月29日(木)の2回にわたり、株式会社IBUKI(西村山郡河北町)様より、機械システム系1年の産業人材育成論として工場見学および講義を実施していただきました。

・第1回目(2024.1.17)
株式会社IBUKI様本社において、工場見学とグループワークによる講義を実施していただきました。学生にとっては、座学では学ぶことができない実際のものづくり現場、製品と金型を見学させていただき大変勉強になったようです。 また、何より大切なこととしての5Sと安全や、職業人としての考え方、自分の思い・考えを伝えることの難しさなど、気づきがある貴重な経験をさせていただくことができました。

2024.1.17 (株)IBUKI本社前にて

・第2回目(2024.2.29)
第2回目の講義では、日本の景気の状況、山形県内の企業の数と状況、何を基準に企業を選ぶか、学生と社会人の違い、年収と手取りの違い、税金と社会保険料など、いよいよ就職活動が本格化する1年生にとって大変重要となる内容について講義をいただきました。グループワークによる発表や、具体的な数値を参考にご説明いただいたことで、より興味をもって取り組むことができたようです。

2024.2.29(産業技術短大35教室において)

企業様からのご講義は、普段我々教員がなかなか伝えることができない貴重なものと考えております。 工場見学と授業にあたり、多くの準備時間とご配慮、そして作業中にも関わらずご説明いただきました株式会社IBUKIの社員の皆様に、この場をお借りし深く感謝申し上げます。
誠にありがとうございました。

2023年8月4日(金)若年者ものづくり競技大会の結果報告 機械製図(CAD)職種で銅賞受賞!

2023年8月1日(火)~2日(水)の日程で静岡市のツインメッセ静岡において開催された第18回若年者ものづくり競技大会でデジタルエンジニアリング科2年生の松田悠君が機械製図(CAD)職種に出場しました。3時間におよぶ競技の結果、22名の参加選手の中で銅賞に輝きました。
競技課題は当日発表で組立図が渡され、指示事項に沿って部品図を作成する内容です。例年に比べて幾何公差の要素が濃くなっていましたが、順調に課題をこなし受賞の運びとなりました。皆様からの応援にお礼申し上げます。

2023年8月1・2日 第18回若年者ものづくり競技大会メカトロニクス職種に参加しました

令和5年8月1日・2日に静岡県のツインメッセ静岡で開催された、若年者ものづくり競技大会メカトロニクス職種に、デジタルエンジニアリング科の奥山智覇と森谷眞大が参加しました。職種はメカトロニクスですが、昨年に引き続き、デジタルエンジニアリング科の2名がチャレンジしました。参加25チームのうち、標準時間内ギリギリで作業が終了したチームが1チームだけという難しい課題だったため、最後まで頑張りましたが、残念ながら完成させることができませんでした。

2023年7月23日(日) オープンキャンパスを開催しました

7月23日(日)に夏のオープンキャンパスを開催しました。デジタルエンジニアリング科では学科説明・施設見学と体験授業を実施しました。体験授業は「3次元のデジタル技術を体験しよう!」と「3次元の加工プログラムを作成してみよう!」というタイトルで、参加した生徒の皆さんにはCAD・CAMや3Dスキャナを活用した製品の検査、3Dプリンタによる造形など、デジタルエンジニアリング科2年生の指導の下で理解を深めてもらいました。

2021年10月15日(金)山形新聞に掲載されました

デジタルエンジニアリング科2年生の井上太斗君が若年者ものづくり競技大会の旋盤職種に出場し、銀賞を獲得したことが8月24日付けの山形新聞に取り上げられました。


※クリックで拡大表示できます

この科が目指すこと

figure1

デジタルエンジニアリング科では3次元CADを駆使した設計、NC工作機械用の自動プログラミング(CAM)と精密加工技術、試作回数を最小にするためのシミュレーション(CAE)、三次元測定機及び3Dスキャナーによる最先端の計測技術(CAT)などを習得します。機械工学の技術が凝縮されている金型を教材として、生産現場で活躍できる実践技術者を育成します。

この科の特徴

figure

 私たちの身の回りにある携帯電話やゲーム機は金型を使って大量生産されています。新製品のデザインはより複雑になり、モデルチェンジの期間はさらに短くなってきています。これらに対応するため、高い専門知識と3次元CADを活用した設計、優れた精密加工ができる技術者が必要となります。
デジタルエンジニアリング科は機械工学の基礎を学んだ後、金型の設計から加工・組立、成形機による製品の試作を行い、三次元測定機を使用した評価までの一連のものづくり技術を教育します。

カリキュラム

デジタルエンジニアリング科とメカトロニクス科では約半数を機械システム系共通授業として開講します。
*1年の後半からそれぞれの科別カリキュラムに分かれます。

金型設計実習

機械工作実習II

測定法

取得できる資格

取得可能資格 在学中に取得実績のある資格
・機械加工技能士
・仕上げ技能士
・切削工具研削技能士
・機械検査技能士
・機械保全技能士
・機械・プラント製図技能士
*技能照査合格により学科試験免除になります。
・機械加工技能士
(普通旋盤、数値制御旋盤、フライス盤、
数値制御フライス盤、マシニングセンタ)
・放電加工技能士
・機械検査技能士
・機械保全技能士
・機械・プラント製図技能士

卒業後の進路

機械システム系は学習分野が広いため,就職先で担当する仕事も多岐に渡ります。ここではその例をデジタルエンジニアリング科の卒業生からの声とともに紹介します。

金型設計

在学中はプレス加工や成型加工といった、会社の製品に関連した分野について学びました。金型の設計・製作から製品を作る上でのトラブル対処など、現在の業務に通じる勉強ができました。当然、会社の製品の方が遥かに複雑で高精度のものが要求されており、勉強することがたくさんありますが、短大で身に付けた知識・経験が理解の手助けになっています。徐々に重要な仕事も任せられようになり、一歩一歩成長していると実感しています。

精密加工

現在、金型課に所属し、MC加工機のオペレーターと工程管理を担当しています。
在学中は金型構造・加工原理の基礎的知識を学び、実習で実際に加工機を操作し、加工の方法や原理を習得しました。また、CAD/CAMソフトウェアを活用した基本設計製作(製品設計から金型製作まで)を通して型割り、さらには精密加工技術を体験することができました。業務では、これらの金型の基本知識と経験が自身の能力を磨くスキルベースとなっています。

品質管理

現在、品質保証課に所属し、社内や協力工場の加工品の検査を担当しています。
在学中は機械検査の基礎を学び、機械検査3級の試験に合格しました。また、実習や卒業研究でその知識を活かすことができました。学校には様々な測定機があり、より高い精度が求められる現代のものづくりにあった検査方法を学ぶことができました。
業務では多様化・精密化するものづくりに対応する為、様々な測定機や検査方法を用いていますが、在学中に学んだことが自身の基礎になっています。

機械加工、生産技術、設備保全、大学校への進学、その他

主な就職先

朝日金属工業株式会社 株式会社荒井製作所 アリオンテック株式会社 HMTシステムエンジニアリング株式会社山形工場
株式会社カネト製作所 サンフウ精密株式会社 啓装工業株式会社山形工場 京浜パネル工業株式会社山形工場
株式会社コアタック 株式会社佐々木ダイヤ精研 西道精工株式会社 株式会社三協製作所山形工場
株式会社山陽精機 株式会社進興製作所 株式会社シントー 株式会社ダイ精研
住理工山形株式会社 株式会社でん六 東ソー・クォーツ株式会社 株式会社デンソーFA山形
株式会社ニフコ山形 株式会社ハッピープロダクツ パナソニック株式会社山形工場 株式会社マイスター
株式会社マルコーエンジニアリング 株式会社メドテック 八千代田精密株式会社 山形航空電子株式会社
株式会社山本製作所(寒河江市) 株式会社山本製作所(東根市) アイシン高丘東北株式会社 フジテック株式会社

主な進学先

関東職業能力開発大学校 生産機械システム技術科 本校産業技術専攻科
学科紹介