トピック

2025年10月27日「3TICフェア2025」を見学しました

令和7年10月24日(金)に山形ビッグウイングで開催された株式会社タルイシ総合展示会「3TICフェア2025」を見学しました。参加企業数が約200社というとても大きなイベントで、工作機械や刃物関係などの工具、測定機器、メカトロ装置、物流、環境関連機器など様々な企業ブースを機械システム系2年生が回り、勉強させていただきました。イベントには本校の卒業生が出展側でも来客側でも多数参加しており、引率した教員と近況報告をしながら情報交換することもできました。このような貴重な機会を与えてくださった株式会社タルイシ様に厚く御礼申し上げます。

2025年10月27日 短大祭&秋のオープンキャンパスを開催しました

令和7年10月11日、12日に本校で短大祭が開催されました。また12日には秋のオープンキャンパスを短大祭と同時開催しました。デジタルエンジニアリング科では学科説明と施設見学、展示物の紹介を行い、特に展示物の紹介では2年生がアイデア出しから製作まで行った授業成果物を展示しました。今年度は射出成形でスナックトング、プレス加工でバターナイフをそれぞれ製作し、見学者には実際の使い心地を確かめてもらいました。スナックトングとバターナイフはオープンキャンパスだけでなく短大祭での見学者にも配布しましたが、特に短大祭では一般の方から卒業生まで幅広い方々がいらっしゃり、配布数は100個を超えるほどでした。

2025年8月7日 子ども科学教室の講師を務めました

令和7年8月5日(火)に南沼原コミュニティセンターで開催された第13回子ども科学教室の講師を小笠原准教授と中谷主任講師が務めました。テーマは「液体の力で動くロボットを作ってみよう」で、注射器により動作するロボットアームを小学生17名に作ってもらいました。当日はメカトロニクス科の2年生10名が作業1つ1つをサポートしてくれ、最終的には子どもたち全員がロボットを組み上げることができました。アンケート結果でも全員が「とても楽しかった」と回答してくれ、学生からも指導の仕方などとても勉強になったと聞くことができ、とても有意義な時間となりました。

2025年8月7日 夏のオープンキャンパスを開催しました

令和7年7月27日(日)に夏のオープンキャンパスを開催しました。デジタルエンジニアリング科では学科説明・施設見学と体験授業を実施しました。体験授業は「3次元のデジタル技術を体験しよう!」と「CAD・CAMで加工プログラムを作成してみよう!」というタイトルで、3次元CADや3Dスキャナ、マシニングセンタなど新しい技術を触ってもらえるような内容を実施しました。体験授業に参加した生徒の皆さんはサポートしていたデジタルエンジニアリング科2年生へ積極的に質問するなど、とてもまじめに取組んでいました。

2025年6月23日 体育祭が開催されました

令和7年6月6日(金)に本校で第26回体育祭が開催されました。体育祭ではメカトロニクス科と共に機械システム系1年生、機械システム系2年生の2チームが出場し、サッカー、バレーボール、バスケットボールをトーナメント方式で競い合いました。大会の結果はバレーボールで機械システム系2年生が2位、総合結果でも機械システム系2年生が3位に入賞しました。


体育祭実行委員長としてメカトロニクス科2年の水戸快和君が開会式で競技ルールを説明しているところ

この科が目指すこと

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デジタルエンジニアリング科では3次元CADを駆使した設計、NC工作機械用の自動プログラミング(CAM)と精密加工技術、試作回数を最小にするためのシミュレーション(CAE)、三次元測定機及び3Dスキャナーによる最先端の計測技術(CAT)などを習得します。機械工学の技術が凝縮されている金型を教材として、生産現場で活躍できる実践技術者を育成します。

この科の特徴

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 私たちの身の回りにある携帯電話やゲーム機は金型を使って大量生産されています。新製品のデザインはより複雑になり、モデルチェンジの期間はさらに短くなってきています。これらに対応するため、高い専門知識と3次元CADを活用した設計、優れた精密加工ができる技術者が必要となります。
デジタルエンジニアリング科は機械工学の基礎を学んだ後、金型の設計から加工・組立、成形機による製品の試作を行い、三次元測定機を使用した評価までの一連のものづくり技術を教育します。

カリキュラム

デジタルエンジニアリング科とメカトロニクス科では約半数を機械システム系共通授業として開講します。
*1年の後半からそれぞれの科別カリキュラムに分かれます。

金型設計実習

機械工作実習II

測定法

取得できる資格

取得可能資格 在学中に取得実績のある資格
・機械加工技能士
・仕上げ技能士
・切削工具研削技能士
・機械検査技能士
・機械保全技能士
・機械・プラント製図技能士
*技能照査合格により学科試験免除になります。
・機械加工技能士
(普通旋盤、数値制御旋盤、フライス盤、
数値制御フライス盤、マシニングセンタ)
・放電加工技能士
・機械検査技能士
・機械保全技能士
・機械・プラント製図技能士

卒業後の進路

機械システム系は学習分野が広いため,就職先で担当する仕事も多岐に渡ります。ここではその例をデジタルエンジニアリング科の卒業生からの声とともに紹介します。

金型設計

在学中はプレス加工や成型加工といった、会社の製品に関連した分野について学びました。金型の設計・製作から製品を作る上でのトラブル対処など、現在の業務に通じる勉強ができました。当然、会社の製品の方が遥かに複雑で高精度のものが要求されており、勉強することがたくさんありますが、短大で身に付けた知識・経験が理解の手助けになっています。徐々に重要な仕事も任せられようになり、一歩一歩成長していると実感しています。

精密加工

現在、金型課に所属し、MC加工機のオペレーターと工程管理を担当しています。
在学中は金型構造・加工原理の基礎的知識を学び、実習で実際に加工機を操作し、加工の方法や原理を習得しました。また、CAD/CAMソフトウェアを活用した基本設計製作(製品設計から金型製作まで)を通して型割り、さらには精密加工技術を体験することができました。業務では、これらの金型の基本知識と経験が自身の能力を磨くスキルベースとなっています。

品質管理

現在、品質保証課に所属し、社内や協力工場の加工品の検査を担当しています。
在学中は機械検査の基礎を学び、機械検査3級の試験に合格しました。また、実習や卒業研究でその知識を活かすことができました。学校には様々な測定機があり、より高い精度が求められる現代のものづくりにあった検査方法を学ぶことができました。
業務では多様化・精密化するものづくりに対応する為、様々な測定機や検査方法を用いていますが、在学中に学んだことが自身の基礎になっています。

機械加工、生産技術、設備保全、大学校への進学、その他

主な就職先

朝日金属工業株式会社 株式会社荒井製作所 アリオンテック株式会社 HMTシステムエンジニアリング株式会社山形工場
株式会社カネト製作所 サンフウ精密株式会社 啓装工業株式会社山形工場 京浜パネル工業株式会社山形工場
株式会社コアタック 株式会社佐々木ダイヤ精研 西道精工株式会社 株式会社三協製作所山形工場
株式会社山陽精機 株式会社進興製作所 株式会社シントー 株式会社ダイ精研
住理工山形株式会社 株式会社でん六 東ソー・クォーツ株式会社 株式会社デンソーFA山形
株式会社ニフコ山形 株式会社ハッピープロダクツ パナソニック株式会社山形工場 株式会社マイスター
株式会社マルコーエンジニアリング 株式会社メドテック 八千代田精密株式会社 山形航空電子株式会社
株式会社山本製作所(寒河江市) 株式会社山本製作所(東根市) アイシン高丘東北株式会社 フジテック株式会社

主な進学先

関東職業能力開発大学校 生産機械システム技術科 本校産業技術専攻科
学科紹介